100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

猫はかすがい

人間には、価値観や趣味や性格が似た者同士が夫婦になるパターンと、価値観や趣味や性格が大幅に違う者同士が夫婦になるパターンがあるらしいけど、同居人と隣人の場合は完全に後者。

そんな二人を結びつけているのは、美味しい食べ物とこの家や庭、そしてたぶん私。価値観や趣味や性格が全然違っても、少しは重なる部分がないと、出会ってないもんね。

凸凹夫婦の良いところは、お互いの存在が刺激になるということや、お互いの考えや苦手分野を補いあえるということももちろんあるけど、同居人にいわせると、お互いの価値観が笑っちゃうほど違うということがはっきりしてるから、かえって安心なんだって。

これがもし似た者同士だったら、大部分が自分と似ていることで得られていた大きな安心感が、実は全然違った!?なんてことになった日には、ガラガラと崩壊して、相手との間に大きな断絶を感じて一気に孤独になりそうだから、怖いらしい。

安心感が少ない分、刺激は多くて自由で孤独。そこで、微力ながら私の出番となるわけです。ちなみに今日も、ドライブ中に車のエアコンをつけまくる隣人と消したがる同居人でバトルになって、隣人は「あー、ぼびに会いたい!あいつはどんなに暑くても文句一つ言わないからなー」と言い放ったらしい。まあね、猫ですから。

f:id:gobuichikun:20201024235956j:plain
f:id:gobuichikun:20201025000012j:plain
f:id:gobuichikun:20201025000028j:plain