100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

この家の歴史・その①

今日は隣人のリクエストに応えて、今住んでいるこの古民家の歴史を書こうと思ってるんだって。…とはいえ、よくわからないことの方が多いから、不動産屋さんから聞いたこととか、近所の人たちが教えてくれたこととか、自分で蔵から見つけた資料とかからわかったこととか、そういうのを総合して書いてみるらしい。

さて、この家(母屋)の登記は昭和26年。つまり登記簿上は、まだ築70年くらいしかたってないことになるんだって。でも、近所の人の話によると、この家はもっとずっと前からこの場所に建っていたらしい。

ちなみに、母屋から駐車場をはさんだ西側にある蔵と、母屋のすぐ南側にあった小屋(3年前の台風で壊れたから撤去しちゃって、今はもうない)が大正7年には作られていたことがわかってるから(小屋を撤去後、建物滅失登記をしに行った時に判明)、母屋もそれと同じかそれより前に建てられたと考えられるんだって。仮に大正7年だとすると、築102年ってことになる。だけど、正確なことはわからないんだって。

ちなみに、近所の人の話によると、以前は母屋のすぐ西側にもう一つ蔵があったらしいけど、それを潰して今の駐車場になったらしい。母屋は、南北に伸びた細長い長方形。その西側は全部お庭だから、もしその蔵が今もあったなら、敷地の南側と西側が開けていて、あとは母屋と道路に面した二つの蔵でL字型にお庭を囲むみたいな、そんな作りになっていたってこと。

ちなみに、母屋とお庭の大きさの比は1対8くらいで、圧倒的にお庭が広い。なぜこんなに変わった作りなのかというと、それには、この家が誕生した理由が絡んでいるらしい。この続きは、またいつか。

ところで、同居人が今回初めて知ったのは、「閉鎖登記簿」。手数料600円を払えば、昔の登記簿(コンピューター化する前の紙の登記簿)で築年数を特定できるかもしれないってこと。でも、あまりに古い建物の場合は、それも廃棄されている可能性があるんだって。これを隣人に教えたら、絶対見に行くだろうな…それくらい、この家の歴史に興味津々な隣人。そして、ご近所の人たちも、昔のこの家の事について、すごく詳しいし。歴史はロマンだね!

 

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私のおうち

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ホテイアオイとモミジの共演

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まだ冬眠していない小さなカエル