100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

青いクルミも吹き飛ばせ

ひどい風の音で、まだ暗い時間に目が覚めてしまった同居人。台風じゃないのに、家中の窓ガラスが風でガタガタ、ビシビシ鳴って、時折ピシッ!パキッ!と家鳴りもあったりなんかして、気になって眠れなくなっちゃったんだって。

こんな時に同居人が思い出すのは宮沢賢治氏の『風の又三郎』。同居人が小学生だった時に、学校に劇団がやってきて、体育館を舞台にして『風の又三郎』の劇を上演してくれたんだけど、ストーリーはすっかり忘れてしまったけど、なぜかオープニングの暗い情景と風の効果音、体育館の天井から幾重にも垂らされた真っ黒な幕、そしてミステリアスな歌は、メロディーも詞もはっきり覚えているんだって。

どっどど どどうど どどうど どどう
青いクルミも吹き飛ばせ
すっぱいカリンも吹き飛ばせ
どっどど どどうど どどうど どどう…

リビングで一人寝ていた私も、風の音を聞いていたら人恋しくなって、いつもより早い時間に、暗い廊下を渡って同居人の寝室の方へ向かったよ。私の気配を察して、すぐに障子を開けてくれた同居人。

風の音は外が明るくなってもなかなか止まなかったけど、9時を過ぎてから少しずつガタガタいうのが収まってきて、それでようやく2人ともうつらうつらできたってわけ。

私も眠すぎて、ついついお布団の上で爆睡!いつもだったら、寝坊助の同居人にライオンの人形をお届けする時間もとっくに過ぎて、出勤前の同居人に逆に起こされちゃった。たまにはこんな日もあるよね!

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