100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

珍道中

昨夜、今朝と、がんばって雪かきをして、家の車まわりを万全の除雪状態にして、今朝の6時出勤に備えた同居人。4時過ぎに起きるつもりが、アドレナリンが出すぎて2時すぎに目が覚めてしまったらしい。普段なら、職場まで飛ばせば車で片道10分だけど、「念のため…」と言って30分前の5時半には家を出ていったよ。

途中の道が凍っていたのは想定内。路面が氷でガタガタだから、運転しているうちに酔いかけたらしい。途中からは、出勤途中の除雪車が前方に入ってきたから、国道に出るまではしばらく後ろをついていったんだって。ノロノロ運転だけど、こうなるだろうことも想定内。

警戒していた国道もほぼ除雪されていて、あとは職場に通じる横道に入るだけ♪…と思ったら、その道幅いっぱいに、高さ1メートルほどの氷の壁が出来ていて、全然道に入れない!壁の正体は、除雪車が雪をどかして積み上げた大きな氷のかたまりだから、パワーのあるトラックとかジープとかなら強行突破できるのかもしれないけど、動物で例えるとするとネズミのお車(同居人の愛車)にはとっても無理。

そこで、職場まで100メートルの地点で、想定外の雪かきがスタート。まだ6時まで時間は15分あるから、この氷の石垣を車幅分だけどかすのに5~10分。駐車場が雪で埋もれていたとしても、間に合う!同居人は頭の中で計算しつつ、心は無にしてひたすら掘ったんだって。そうして、なんとか壁を突破して、6時前に出勤できた同居人。出勤することだけに、前日から全てのエネルギーを注いでいたから、もう満足しちゃったらしい。

ちなみに、同居人の職場には、駐車場に埋まった愛車を20メートルも掘って救いだした人や、道が雪の山でふさがって出勤の目処がたたなかった人もちらほらいたらしい。

そんなこんなで、帰りは疲れすぎて脱け殻のようになって家路についた同居人だったけど、家の近所に差し掛かったときに、道端に結構大きな鳥の置物が見えたんだって。一旦は通りすぎた同居人だったけど、「…なんであんなところに、鳥?」と思って引き返したらしい。それで車の窓越しにじーっと見たら、本物のメスの雉が、車道にうずくまってたんだって!

「あんなところにいたら、車に轢かれちゃう。寒すぎて動けないのかもしれないし、助けてあげよう…」って思った同居人。捨てるために積んであった小さな段ボールを手早く組み立てて、車から降りてそっと雉に近づいたら、「ぽぽぽぽぽ…」って鳴きながら(羽ばたき音?)飛んでいっちゃったんだって。雉が飛ぶのを見るのは二度目らしいけど、やっぱり低い高度を直線的に飛んでいったらしい。とりあえず、元気なら良かった!

ようやく家に帰ったら、本日二度目の氷の壁が駐車場の入り口にできてたんだって。除雪車は、有り難いのか迷惑なのかわからなくなってきた同居人。疲れてるとこに、またもや想定外の追い討ちをくらって心が折れそうになりながら、再び雪かきをがんばった同居人。もうがんばるしかないからね。

ついでに、玄関の通路の雪かきも…と思ったら、同居人が今朝作った道から玄関に通じる細い通路に、蹄みたいな足跡が点々と続いていたんだって。さっきは雪の中に雉がうずくまっていたくらいだから、玄関に鹿とかカモシカが佇んでいてもたぶん驚かないな…と自分で思った同居人。で、恐る恐る暗闇に目を凝らしたけど誰もいなくて、特に獣臭もなかったんだって。不思議だね。

とにもかくにも、長い一日だったね。お疲れさま!

 

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今日のおやつ。暖かい部屋で食べる水ようかん、最高♪

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キラーン☆彡

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キラキラーン☆彡

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寝転がってからの…

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キラーン♪