100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

メジロの巣と文鳥の卵

先日ミゾレ(文鳥)が落鳥して以来、残されたロイヤルミルクティが、これまで2羽でいつも入っていた巣に全く入らなくなってしまったんだって。気分転換に新しい巣に取り替えてあげようと思ったら、古い巣には案の定、卵が入っていたんだって。これ、擬卵(卵の産みすぎによる体力消耗を防止するために入れる偽物の卵)じゃなくて、本物の卵。

そもそも、2羽の巣には卵が常時何個かあって、ミゾレかロイヤルミルクティのどちらかが卵を産んで、一緒に温めていたみたい。でも、いつも無精卵で、しばらく温めても孵らないから、たまに巣の外にポイっと卵が捨てられてたんだって。

大抵の卵はその時点で割れてしまっていたけど、たまに奇跡的に割れてない卵も…諦められた卵だから、中身はもう固まってしまってとても軽いんだけど、なんとも可愛い形状。で、今回巣に残されていた卵も、既にカラカラになってたけど、奇跡的に割れてなかったんだって。

収集癖のある同居人は、そういう割れていないやつだけを保管。保管場所は、この庭で2年前に拾ったメジロ(たぶん)の巣の中。これ、メジロの巣かも…って思ったのは、「草刈り薪割り日記」というブログをやってる絵本作家&鳥の巣研究家の鈴木まもる氏の膨大な鳥の巣情報から推測したらしい。メジロの巣は、大きさといい、形といい、文鳥の卵の保管場所にぴったり!

それにしても、ロイヤルミルクティは、新しい巣にかえても、全く中に入る気配なし。今まであんなに2羽仲良く巣に入っていたのに、今夜も独り止まり木の上で寝ちゃって…どうしてあげたら一番いいのかな。

同居人は、最近ロイヤルミルクティのことが毎日すごく気になってるんだって。それは別にいいけどさ、私のこともちゃんと構ってよね!

 

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シュロのような繊維を使って丁寧に編まれたメジロの巣(中にあるのは文鳥の卵)

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