100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

小さな侵入者

今朝、といってももうほとんどお昼の12時近くだったけど、「よし!起きるか…」ってようやくお布団から這い出した同居人。私はというと、早起きして同居人の枕元に朝のお届け物(ライオンの人形)をしたあと、一緒のお布団に潜り込んでうとうとしていたんだけど、同居人がようやく活動を開始したから一緒に起きることにしたの。

同居人に続いて廊下に一歩出た瞬間、私はすぐに異変を察知して、廊下をリビング方向に猛ダッシュ。鈍い同居人は、「なに?なんで逃げるの?どうした?」って、恐々後ろの廊下を振り返ってたけど、まだわからないらしくて、また私を見つめて「何もいないよね?」と確認。やがて、私がジーッと見てる方向を同居人も一緒にジーッ…

廊下の天井近くの壁にへばりついているあれは…小鳥?!

そこでようやく同居人も事態が飲み込めたみたい。「なんで?窓は全部閉めてるのに、どこからあんなでかいのが入ってくるわけ?まぁでも、ぼびにやられて血祭りにならなくて良かったけど…」とかってぶつぶつ呟きながら、私をリビングに追いたてて閉じ込めたあと、いつもの捕獲用の網をもって出動。

小鳥は多分シジュウカラ。大きさも色も、先日落鳥したミゾレに似てる…でも、飛び方や羽音は、文鳥よりもはるかに軽やかだな、と観察しながら、廊下の窓を一つだけ全開に。同居人が近づくと、小鳥は廊下の天井付近をすいすい飛んで逃げていたけど、5分もしないうちに、開け放った窓から自分で出ていったんだって。

それにしても…この前は、風の強い日に、朝起きたら木葉が廊下に落ちていたんだったよな。一昨年の夏には、夜中に縁側の灯りをつけていたら、セミが三回もどこからか廊下に入ってきて家の中で鳴いていたから、それからは灯りをつけないことにしたらしい。思い返せば、引っ越したばかりの時に、大きな蜂が廊下でブンブンいってて、おかしいな…どこから入ったんだろう?と思ったのが最初だったらしい。

いずれも、窓は完全に閉めきっていて、庭から廊下に入りこんでるけど、侵入経路は不明。セミの侵入が続いた時には、家のどこかに穴があいていないか庭側からも見てまわったけど、わからなかったんだって。そして、とうとう今回は、真っ昼間にセミよりもはるかに大きな小鳥が迷い混んできた。一体どこから?一番怪しいのは、廊下の窓の上の長押部分。

廊下に点在する小鳥の糞を拭いてまわりながら、同居人は、廊下側の侵入経路の再調査を決心したらしい。がんばってね!

 

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右の壁にへばりついている侵入者

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照明に乗っかる侵入者

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私、小鳥を血祭りになんてしないよ!