100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

深夜のノシノシ

昨夜遅く、同居人がそろそろ寝ようとしていたら、リビングの真上の2階で物音がしたんだって。結構太った感じの何かがノシノシ歩いたり、どこかに飛び上がってカサコソ登ったりする音…

一緒にリビングにいた私にもはっきり聞こえたから、ハンティング本能が刺激されて静かに2階に上がろうとしたら、怯えきって声を潜めた同居人から全力で引き留められちゃった。

「ボビ!ボビ!行っちゃだめ!アライグマとか熊とか猿とか(不審者とか←心の中で呟いてたらしい)がいるかもしれないし!」だって。あまりにも同居人が必死に止めるから、2階の階段の一番上より先に行くのはやめてあげたけど。

同居人が回りをキョロキョロしながらこの時考えていたのは、ヤモリや蛇を網でとるのは慣れているし、小鳥は窓さえ開けてあげれば勝手に出ていってくれるけど、それ以外の野生動物とはどう向き合えばいいのか?私と狸はどっちが強いのか?もし迷い混んだ不審者なら、どうしてリビングに下りてこないのか?不審者がリビングにきたところで、何を使ってどう戦えばいいのか?

結局、同居人が出した解決法は、ひたすら石油ストーブの前で起きておくというもの。野生動物というのはきっと火が怖いだろうから…というのがその理由。しばらく静かにしていたら、音がやんで、気配も消えたらしい。念には念をいれて3時過ぎまで待機してから、静かにリビングを出て寝に行ったよ。そう、一度も2階に行かずに!

ようやく2階を見に行ったのは、翌日の昼。怖すぎてなかなか見に行けなかったらしい。しかも、ちょうど友達から電話がかかってきたタイミングで、通話しながら2階をチェックしたらしい。その結果、特に異常なし。

「でも確かに音が聞こえたんだよね~」って同居人が友達にいったら、「絶対その家には住めないわ」って言われたらしい。怪奇現象というより、新たな動物の侵入をほぼ確信している同居人。長押の穴の調査とあわせて、週末に調査予定なんだって。この前は雪で流れちゃったから、今度はちゃんと調査できるといいね!

 

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