今日は着付け教室の日だったんだけど、同居人はあと少しで「初伝」が終わるらしく、その先の「中伝」にすすむかどうか先生から聞かれたんだって。中伝にすすむためには、16500円を払って初伝免許(?)をとる必要があるらしい。微妙な金額…
さらに、中伝の上には「奥伝」があって、そこにすすむためには「中伝」の免許を持っている必要があって、それが三万いくらするらしい。ますます微妙な金額…
ここまでは全て月謝8000円ほどで、一回2時間×各12回だからトータル24回。毎週一回ペースで通ったとすると、半年で中伝まで終わる計算で、最後に特にテストがあるわけでもないからいいんだけど、ここから先が大変。
「奥伝」は、回数的には12回で今までと同じだけど、一回のレッスン時間がなんと5時間!そして奥伝トータルの金額が約30万!ちなみに、他の流派では、もっと高い場合があるというからびっくり!そして、最後にはテストがあるらしい。お金も高いしテストもあるしで、このクラスにもなると皆必死に自主トレをするらしい。
「奥伝」になれば、プロの着付け師として活躍でき、「初伝」「中伝」の人に着付けを教えられるんだって。ただし、「奥伝」を教えるには、さらにその上の資格が必要みたいで、東京までいってテストを受けないといけないんだって。「奥伝」より上位の資格はいくつかあるみたいだけど、「師範」より下の「準師範」ですら、北陸には数えるほどしかいないらしい。そして、「師範」ともなると、オーラが全く違うらしい(先生談)。
同居人としては、どうせなら上の資格に挑戦した方が面白そうだし師範のオーラというものを実際に近くで見てみたいと思う一方、江戸時代の人が現代の着付けにまつわるお金の話を聞いたらきっとびっくりするだろうな…と思ったらしい。それに、師範のオーラって、いわゆるセレブのオーラなのでは?とも思ったらしい。だって、「奥伝」で30万なら、「師範」は100万コースかも。着物や帯だって、なかなか高い。それらを余裕で出せるということは、めっちゃお金持ちしか無理じゃない?
昔、同居人が家族で伊勢志摩の民宿に泊まった時に、お世話をしてくれた中居さんたちが皆ただ者ではないオーラを放っていて、あとから全員海女さんだってことがわかって妙に納得したらしいんだけど、以来、そういうオーラを放てる人に密かに憧れているらしい。
セレブのオーラや海女さんのオーラは無理としても、何かの道を極めることでオーラをまとえるなら、頑張ってみたいと思うけど、それが着付けの道なのかは自分でもまだよくわからないんだって。