100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

佐渡箪笥、ただいま乾燥中

先日、オークションで落札した憧れの佐渡箪笥を和室に運び込んで、ここ数日はあえて何も中に入れずに、除湿器をかけて乾燥させている同居人。明日は、知り合いの箪笥屋さんにこの箪笥の写真を見せに行く約束をしているから、今日はそれに備えて何枚か気になる部分を写真に撮ったんだって。

この箪笥、上下に分かれて高さも一緒だから、二つを重ねず横に並べて置くこともできるんだけど、天板の色が上下でだいぶ違うから重ねてるんだって。それに、塗られている方(上)の天板も色が所々剥げていて、塗料の色が妙に茶色で気になるんだって。それは、下のガメ戸(内部に小さな引き出しを納めている戸)内部の補修部分の塗料についても同じなんだけどね。

下の箪笥の状態は全体的にやや悪くて、引き出し2杯とも、底板に細い割れ目があるんだって。これもうまく割れ目を塞ぐことができればいいのだけど、きっとお金もかかるんだろうな…

さらに、下の箪笥は横の持ち手に亀裂が入っているから持ち手を持ったらダメって言われてるんだけど、補修されていてどこが切れているのか素人にはよくわからないらしい。ただ、持ち手が持てないとなると、箪笥の下を持たなきゃいけなくなって、移動させるのが大変。できれば持ち手の金具をまるごと替えて欲しいんだけど、うまくいくかな?

あと、ガメ戸の閂の棒がなかったり、鍵穴部分の金具が一部欠けていたり、金具が歪んでいたりと、やっぱり古い箪笥だからよく見るとあちこち傷みはあるらしい。でもその分安く手に入ったわけだから、どうせならしっかりメンテナンスしてから、この美しい佐渡箪笥の中を、綺麗な着物や素敵な小物でいっぱいにしたいらしい。

明日、箪笥屋さんとうまく相談できるといいね!それと、工房で修復中の他のアンティーク箪笥や、箪笥屋さんご自慢の箪笥コレクションを見せてもらうのも、すごく楽しみらしいよ!

 

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惚れ惚れするほど繊細な金具!

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底板に割れ目が…

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ガメ戸の閂がない!

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この茶色が不自然…

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陽光が差し込む廊下。

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お風呂場にて。

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浴槽の蓋があると、その上を歩けるから嬉しいな!