元スキー部の隣人は、スキーが大好き。同居人はスキーが…嫌いな訳じゃないしもっと上手くなりたいけど、そんなに上手に滑れないから構えてしまうらしい。
スキーが好きな人は、気軽に「よし、明日スキーに行こうか。日帰りで」って言うけど、同居人の場合は、スキーに行く覚悟が決まるまでに最低1ヶ月はかかるんだって。しかも、1日だけの休みでは絶対無理で、最低3日は仕事を休んでその真ん中の日に、余裕を持って行きたいらしい。そして雪質はパウダースノーがいいらしい。
同居人がスキーを初めてしたのは、親がいつの間にか申し込んだスキー合宿で、たしかそれは小学校1年生くらいの時だったけど、親元をはなれてテンションあがりすぎて、寝るまでずっとはしゃいで場を盛り上げ、皆にも「面白い!」って言われていたんだけど、寝たあとで気持ちが悪くなって吐いちゃったらしい…無理してたんだね(^^;
それでも、肝心のスキーは、恐れを知らない子どもだったからか、2泊3日であっという間に上達して、最終日には雪上にたてられたたくさんの旗をターンして滑り降りてくるテストがあって、あっさり合格。
それ以来、自分はスキーが得意だと思い込んでいた同居人だったけど、中1になると同時に引っ越した石川県で久しぶりにスキーをやってみたら、前にはなかった「怖い」という感情が出て来て、ターンどころか全く滑れなくなっていたから、結構自分でもびっくりしたんだって。せっかく雪国に来たのに、人間って不思議だね。
それでも、親がまた勝手にスキー教室に申し込んだり、学生時代には友達と何度かスノボに行ったりもしたけど、なんだかスキーもスノボもいまいちモノにならなかったらしい。ちなみに同居人の中では、あんまり転んでもお尻が痛くないからという理由で、スノボよりはスキーの方が好きなんだって。
ほんとは、同居人が一番自分に向いてると思っているのはクロスカントリースキー。カナダで一度だけやったことがあるらしいんだけど、森の中を汗だくになって歩いたり滑ったりして、時にはウサギの足跡を観察したりしながら、休み休みスキーを楽しめるらしい。実は、北陸にはクロスカントリースキー場が何ヵ所かあるんだってよ。残念ながら今シーズンは雪質的にもう終わりみたいだけど、来シーズンあたり行ってみたいらしい!