100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

誇り高き隣人の憂鬱

2月24日にネットで注文した熟成伊予柑(2L3Lサイズ、9キロ、7000いくら)が、待てど暮らせど届かなくて、そろそろ伊予柑シーズンも終わっちゃいそうなので、お店に電話した同居人。

今回のは今期3箱目の伊予柑で、前回と前々回は「密る」という高級伊予柑を注文。今回も同じのを頼みたかったけど、もうなくなっていたから別の美味しそうな伊予柑を探して、注文したものだったんだって。熟成伊予柑というのは、木の上とか特別な倉庫で熟成させて糖度をあげたものらしい。

伊予柑自体は愛媛県産だったけど、そのお店の電話番号は東京。伊予柑が届かないことを伝えて、状況を確認してもらったら、10分後に電話があったんだって。それによると、「弊社に入ってくる伊予柑の状態が悪いので、別の柑橘類に変更していただきたく…」とのこと。「あの~、別に、今は状態悪くても次に良い伊予柑が入荷してきたときまで待ちますけど、ただ、状況を確認したいだけで…」と同居人がいうと、「伊予柑はこのところずっと状態が悪いので、難しいです。キロ数と値段は伊予柑と同じにしますので…」と、高級柑橘類(津之輝、せとか、寿太郎みかん)の3つを提示されたらしい。

同居人としてはちょっとモヤモヤしつつも、「津之輝(つのかがやき)は、本来弊社では5キロ1万円ほどで売っているものですが、9キロにしてお値段は7000円のままにしますから」といわれたので、「じゃあ…今回の伊予柑は私というより主人がほぼ1人で食べるつもりで注文したので、どうするか主人とまた相談してみます」と返答したらしい。

そして、隣人に早速相談したら「伊予柑がないなら、いらない」って即答。「でも、珍しい柑橘類ですごく高級らしいよ?伊予柑よりも美味しいかもよ?」ってダメ元でいってみたけど、「そんなの食べるくらいなら、スーパーで買ったパッサパサの伊予柑食べるから。断って。もう二度とその店からは買わないでほしい」と哀しそうに言ったらしい。

確かに隣人は、今シーズン最後の伊予柑をずっと楽しみにしていたから、その楽しみが突然消滅して可哀想だな…と思ったり、もしかしたら伊予柑を越える新しい柑橘の発掘(← 一応、隣人と同居人は、これまでタンカンとメロゴールドを発掘)に繋がるかもしれないお得チャンスをふいにするなんてもったいないな~と思ったり…

結局、同居人が注文キャンセルの電話をいれたら、「以後このようなことがないように社内で周知しますので、今後ともよろしくお願いいたします」って言われたらしい。同居人は今回の件で、隣人の伊予柑を愛する者としての誇りの高さを、改めて感じたんだって。

 

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ほっそりして見えるのは、気のせい?

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フキノトウ味噌クラッカー×文旦マーマレードクラッカー。白いのはクリームチーズ。美味(^q^)

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私の宝物のリボン。

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お昼のひととき。さっき庭で今春初めてのウグイスが鳴いていたよ♪