100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

春の雑草天国

桜も咲いたしもう雪は降らないだろうと、冬タイヤを交換して、庭の雪吊りを外した隣人と同居人。今年は桜が咲くのも早かったけど、庭の雑草が生えてくるのも早い気がするらしく、作業の合間に隙あらば雑草をむしる隣人と、隣人のやりすぎを阻止しようとする同居人のバトルが早くも始まったよ。

ヒメオドリコソウは葉っぱのピンクのグラデーションが綺麗で、ハコベも白い小さな花が可愛いと同居人は思うけど、隣人にとってはどちらも単なる雑草だから、隣人の天敵スギナをむしったついでに容赦なく引きちぎる。それを同居人が奪い返して、コップに活ける…去年も見た光景だな~。

これらの雑草は実は食べられるから、去年はハコベをおひたしに、ヒメオドリコソウは天ぷらにした記憶があるらしい。けど、どちらも、そこまで感動するほどの美味しさではなかったから今年はやらないんだって。特に、ヒメオドリコソウは、天ぷらとしての見た目はいいけど、食感がワシャワシャした記憶が。だけど、ハコベに関しては、バター炒めとかサラダとかかき揚げが美味しいという情報もあるから、試してみてもいいかもね!

さて、雑草ハンターである隣人が全く見向きもしないのが、地面に這うように生えて紫色の花をたくさんつけている雑草。よくみるとあちこちに繁殖してるけど、何ていう名前だろう?

調べてみたら、キランソウ(別名ジゴクノカマノフタ)という名前だと判明。これはグランドカバーとして知られるアジュガの仲間で、地獄の釜に蓋ができるほど繁殖力が強いらしい。しかも、薬草で、葉っぱや花は山菜として食べられるんだって。薬効が高く、病気であの世に行くはずだった人が行かないで済んだことから、地獄の釜に蓋をするっていう意味でその名がついたという説もあるらしい。その他にも、イシャナカセ、イシャゴロシ、イシャダオシ等、薬効の高さを感じさせる別名があるんだって。食感は水菜、味は小松菜に似ているらしい。しゃっくりが止まらない時には、この青汁を飲むと止まる…って本当に?!キランソウ、今度食べてみよう♪また楽しみが増えたね!

紫の花といえば、最近お向かいの家の道端にスミレが咲いていて、うらやましくて仕方のない同居人。スミレの花で紫色のシロップを作って、それからバイオレットフィズを作りたいらしい。そもそも、スミレの花や葉っぱって、実は食べられるんだってさ(でも、ニオイスミレの根っこと種には毒があるから食べてはダメらしい)。

同居人の中で、スミレは春になったら自然に道端に咲くものというイメージだから、わざわざ種を買ってまで植えないつもりだったけど、最近は種が売られているとついつい目がいっちゃうんだって。そうそう、スミレはキランソウより背が高いから、隣人に引っこ抜かれないように気をつけてね!

 

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ヒメオドリコソウとスギナ

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ハコベ。何ハコベかは不明。

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キランソウ、別名ジゴクノカマノフタ。

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初カメムシ!

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初ヤモリ1匹目!

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初ヤモリ2匹目!

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最近、私の爪が伸びているから、ふみふみされると痛いらしい。