100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

浄化槽事件

我が家のある地域は下水道がないから、かわりに各家庭に浄化槽が設置されていて、それで汚水を処理してるんだって。同居人は移住したばかりの頃、将来的にいつ下水道が通るんだろう?と思って役所に聞いてみたら、「お住まいの地域は、残念ながら下水道を整備する計画はありません」と申し訳なさそうに言われたらしい。だから、たぶんこの先もずっと、浄化槽のお世話になる予定なんだって。

だけど、この浄化槽、定期的にチェックする必要があるみたいで、年に一回の法定検査と、年に三回の定期検査があって、同居人の感覚ではわりと頻繁にポストに検査結果が入っているイメージで、検査の度に数千円のお金を支払っているらしい。

浄化槽の中には微生物が住んでいて、ブロワーから送り込まれる空気で撹拌されながら汚物を分解。綺麗になった水は、塩素で消毒されて河川に流されるという仕組み。住む人の人数が多ければ、汚水もたくさんでるから、より処理能力が高い大きな浄化槽が必要になるんだって。

で、同居人の場合は、家に基本的には1人で住んでいて、週末に隣人が来てもせいぜい2人なわけだけど、この家にはもとから7人用の浄化槽がついてるんだって。7人用を1人か2人で使うわけだから、水質検査の結果は、この2年間いつも「問題なし」。

ところが、一昨日の水質検査の結果で突然、「ブロワーが壊れています。交換しましょう」と書かれてあって、水質も一気に悪くなっていたんだって。まあ、ブロワーが壊れれば空気を送り込めなくなるわけだから水質が悪化するのは当たり前だし、交換しても数千円くらいかな…と思っていたら大間違い!

同居人としては軽い気持ちでいたら、役所や業者に問い合わせた隣人から、衝撃のお値段が。ブロワー交換に60000円、清掃に60000円、なんと計12万円かかると言われたらしい(((((゜゜;)もうビックリ!しかも、「この家の浄化槽は、この2年間は検査を毎回受けているけど、それまでは全然検査を受けてなかったし、清掃に至ってはこの7年間1度もされていません」「すぐに清掃して、これから1~2年に一回は必ず清掃してください」って役所の人に言われちゃったらしい。なになに、これから1~2年に一回は6万とられるわけ?…と思ったら、なんとか協会に入っていたら、月々3000円の積み立て(=年間36000円)で毎年の水質検査と清掃をやってくれるんだって。

水質検査の結果は今まで全然問題なかったし、「清掃してください」なんて今まで誰からも言われなかったのに、ブロワーが壊れたとたんこんなことになるなんて…とモヤモヤする同居人。

だいたい、一番最初に検査してくれた人からは、全然水が汚れてないし、住人の人数が浄化槽の能力に対して圧倒的に少ないから、なんとか協会に入るのは家族が4人以上に増えた場合は入った方がお得だけど、そうじゃなければ年間約20000円の検査代だけ払って、あとは水質が汚れた時に直接業者に清掃を頼めばいいって言われたんだけど…7年汚れなかったということは少なくとも7年、ブロワーが壊れなければ10年くらいは清掃しなくて大丈夫ってことでは?ダメですか?…

悶々としながら色々調べたら、清掃に立ち会って汚れている部分だけを取り除いてもらうことで費用を減額してもらう方法があることや、はたまた浄化槽の清掃を自分でやってる強者もいることを知ったらしい。そして同居人がたどり着いたのは、大便から堆肥を作るエコなトイレ=コンポストイレ。「もう、これ買おうかな…」と言ったら、隣人から「なんとか協会に入ったんだから、浄化槽を使い倒してください」って言われたんだって。

 

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土筆の季節も、もうすぐ終わり。

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今日のベスト土筆!

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また、庭に新しい穴を発見した!

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いつの間にかマムシグサ登場。

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こっちにも。去年は最初、竹の子だと思って喜んでいたんだったな…

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タラの芽。去年は収穫を我慢したから、今年は採りたいけど、やっぱりどれをとればいいのか…むずかしい…

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九条ネギから葱坊主登場!

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日当たりの悪い東側の通路に植えっぱなしだった水仙が、いつの間にか開花。美しい!