先日同居人が園芸店でゲットしたクロユリ。これは、同居人にとっては「白山に生えている高山植物」というイメージ。たぶん、他の山にもあるのかもしれないけど、石川県の県花だから、すっかり白山のイメージだったんだって。だけど、同居人も隣人も、これまで白山登山を何度かしたけど、毎回タイミングが違ったみたいで、実際に咲いているクロユリを一度も見たことがなかったらしい。以前、ホームセンターでクロユリの球根が売られていて結構びっくりした同居人。今回はお花が咲いていたから迷わず買ったけど、涼しい気候を好む花だから、栽培はかなり難しいみたい(>_<)
ちなみに、クロユリは基本的に黒いけど、たまに黄色いクロユリもあるということを教えてくれたのは、金沢の美味しいお蕎麦やさん「しん馬」の大将。店内に白山のお花の写真がいっぱいあって、その中に黄色いクロユリがあったから聞いてみたら教えてくれたらしい。正確にはキバナクロユリっていうみたい。しん馬の「オリーブ」また食べたいな~…と遠い目をする同居人。オリーブの話はまたいつかね。
さて、このクロユリ。黒というよりは濃い紫というかブラウンというかそんな花の色で、ややうつむき加減で咲く姿もかわいらしくて、サイズも普通のユリよりだいぶ小さいんだけど、花言葉は「愛・恋・呪い・復讐」…なんか後半がちょっと怖いね。
前半の2つは、想う相手のそばにクロユリを置いて、それを相手が誰にも気づかれずに手に取ったら恋が実るという、アイヌの伝承からきてるらしい。なんてロマンチック…♪私もそんな風にされてみたいな~と同居人は憧れちゃったらしい。そうそう、北海道にもクロユリはあるんだけど、本州のとは種類が若干違って、もっと大型で花の数も多いらしいよ。
そして、気になる花言葉「呪い」と「復讐」…これは、戦国時代に北陸で活躍した武将、佐々成政の伝説が関係してるらしいよ。元はエリート武将だった成政だけど、最後は悲惨。それもこれもクロユリの呪いのせいだとか…(つづく)