同居人が『ホンマでっかTV』を見ていたら、40才特集をやっていたんだって。40才になってから、頻尿になったとか、抜け毛が増えたとか、手をすばやくあげられなくなったとか、物の名前がすぐ出てこないようになったとか、夜中に目が覚めたら寝られなくなったとか、若いアイドルや俳優の顔が皆同じに見えるとか、ゲームよりも花やペットの動画を見るようになったとか、空を見上げるようになったとか…いわゆる心身の老化についての話題。
その話の中で、各生物の寿命に関する情報は既にDNAに書き込まれていて、それを解析するとだいたい実際の生物の寿命と一致するという研究結果が紹介されて、同居人はちょっと興味を持ったんだって。だけど、人間だけは、DNAを解析してみると、遺伝子的には38歳が寿命らしくて、それから比べれば実際の人々は大幅に長生きしていることになるから、40才は「生きてるだけで丸儲け」なんだってさ。ふーん、知らなかったね~!
で、なんで、人間の寿命だけがDNAの寿命情報から大幅に外れたのかというと、エアコンなど快適な環境を得たことが影響したんじゃないかってTVでは言ってたらしい。そういえば同居人も、以前何かの本で、人間が生物的にやたらと長寿になった訳を読んだことがあって、その説によると、人間が生殖年齢を過ぎても長い間生き続ける理由は、祖父母や年長者として、直接的・間接的に育児を助け人類の繁栄に貢献するためとか?
なるほどね~。38歳をとっくに過ぎた同居人や隣人は、生きてるだけで丸儲け状態なんか~。それにしても、ゾウガメより長寿の哺乳類として紹介されていたホッキョククジラは、寿命が200歳を越えると聞いてびっくりした同居人。
早速色々調べてみると、日本には226歳まで生きた錦鯉がいたみたいだし、他にもニシオンデンザメはようやく体が成熟するのが150歳でそれからも長く生きるみたいだし、クラムチャウダーに使われるアイスランドガイは500年以上、はたまたベニクラゲに至っては怪我をしたり環境的な危機を感じるとクラゲの前段階であるポリプの状態に自ら戻って、同じ遺伝子で再びクラゲとして誕生するから、もはや敵に食べられない限りは一生死なないシステムになってるらしい。海綿動物の寿命は軽く一万年、微生物の中には数万年から億を越える寿命のものもいるらしい。
私は猫だから生物的には結構生き急いでる方だけど、海の動物たちはなんかすごいな~!あ、こうやって、周囲の自然や動物に感心をもつようになるのも、40歳以上の特徴らしいよ…(^^;