コロナ関連のなんとか警報が解除されたらしく、3ヶ月ぶりに隣人がやってきたよ。久しぶりだったけど、雑草天国になってるお庭のことが気になるみたいで、私と遊びながらも気がそぞろ…
そうこうするうちに、深夜ヘロヘロの同居人が帰って来たよ。なんでも、最近お仕事で立て続けにいろいろあって、その対応に追われて忙しいんだって。帰宅後まもなく同居人が見つけたのは、台所にあったオレンジ色の小さなタッパー。「あー、それお土産」と寝っ転がったまま言う隣人。
「お土産?…っていっても、なんか、今、中身が動いたけど?」と早くも警戒モードの同居人。タッパーの蓋が完全な透明じゃないからよく見えないけど、シルエット的にどうみても蛇…「どうしたの、この子」と同居人が聞くと、隣人が家に帰ってきたら玄関の近くをこの蛇が這っていたから、一旦鍵を開けて玄関に入ってから、そこにあった靴べらを使って捕獲したんだって。
隣人はこの時期になると、庭でよく蛇を捕まえる。蛇だけじゃなくて文鳥とかカマキリとか、掴むのが難しそうな生き物を平気で捕まえたり触ったりするから、同居人としては感心しているらしい。ちなみに同居人は、蛇はかわいいから大好きだけど、網がないと捕まえられないし、素手で頭を持つなんて絶対無理らしい。
「この子どうする?」というと「飼えば?」と事も無げに言う隣人。生きた餌しか食べない動物は基本的に飼わない主義の同居人は、迷わず却下。もといた庭に放してあげることにして、その前に、隣人による靴べらを使った捕獲の実演を見学。さすが鮮やかな手さばき!
それにしても、この幼蛇はマムシ?アオダイショウ?もしマムシなら、この辺の人はすぐに頭を割って殺すらしい。でも、同居人はそんなことはできないんだって。マムシにかまれないように、ひたすら長靴と手袋で防備するのみ!