昼間に庭を歩いていたら、生け垣から蔵の下の倉庫に向かって長く伸びてる蔓を見つけたんだって。その蔓には、つぼみらしきものとか咲き終わってしぼんだお花らしきものが結構たくさんついていたけど、肝心の咲いているお花は一つもなかったんだって。葉っぱの形からして、もしかしたらカラスウリかな?と思った同居人。
早速調べてみると、やっぱりカラスウリで、その花は夜の間しか咲かないんだって。夜に咲く花といえば月下美人だけど、カラスウリもそうだったのね!初めて知った。そうとなれば、ぜひ咲いているところをみてみたいと思った同居人。夕方に、もうすぐ咲きそうなつぼみをチェックしてから、再度真夜中に行ってみると…
は~♪すごい!なんだか不思議な形のお花!星形の小さな白い花だけど、その花びらの先端から、さらにレースのスカートみたいな部分が大きく広がってる\(^^)/ 闇夜にポッカリと浮かび上がったカラスウリのお花は、なんとも上品で、幻想的だったらしいよ。
ちなみに、カラスウリには雌花と雄花があって、雌花は花の中央部分が三つに裂けて、さらに花の根本が少し膨らんでいるのが特徴なんだって。ということは、同居人が見たのはたぶん雄花。夜に咲くのは、夜行性の蛾とかに花粉を運んでもらうためなんだって。
それにしても、あんな庭の片隅で夜中にひっそり美しい花を咲かせて、冬になると鮮やかなオレンジ色の実で急に存在感を表すとは!カラスウリさんの、戦略的で我が道を行く感じが素敵♪
ちなみに、カラスウリの花言葉は「誠実」「良き便り」そして「男嫌い」。あんなにひっそりと暗闇に咲いているところを見ちゃうと、確かに…って思ったらしい。
それと、カラスウリはえぐみがすごくて、基本的には食べられないらしい。でも、葉っぱやお花は食べられるみたいだし、熟れていない緑色の実も、結構苦いみたいだけど、工夫して食べている人はいるらしい。ニガウリ大好きな同居人としては、試しにちょっと食べてみたいんだって。完熟した実の、種の周りの部分は甘いけど、すぐにえぐみが追いかけてくるらしく、それは食べるよりもシモヤケの患部に塗ると効くんだって。これも、シモヤケになったら、是非やってみたいんだってd(^-^)