100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

ぴったりな本

先日同居人がたまたま見かけて手に取った本が『日本の住まいで楽しむ北欧インテリアのベーシック』。まさに、古民家に住む同居人にぴったりな本だと自分で思ったらしいよ。というのも、古民家のカラーは木の茶色と漆喰の白が基本だけど、そこにカラフルな色や大胆な柄が入るとレトロモダンな感じに変身して、映えるんだって。だから、古民家と北欧デザインはすごく相性が良さそう〜と前から密かに思ってたらしい。

それにしても、どうして、北欧のデザインはあんなに素敵なのかな…と思っていたらしいんだけど、この本を読んで謎が解けたらしいよ。北欧は寒さが厳しくて、日照もイマイチで、以前は国も決して豊かではなかったため、厳しい環境でも明るく心豊かに暮らすための知恵が、家の中のインテリアや暮らし方そのものに結集されたんだって。なるほどな〜。

それに、少し前に流行ったヒュッゲ(デンマークで「心地よい時間や空間」を表す言葉)について、「ヒュッゲに必要なのはパーソナリティですよ」という言葉が紹介されていて、自分らしさや自分の想いが反映されていないとヒュッゲな空間にはならないということ。当たり前といえば当たり前なんだけど、大切なことだよな〜と思ったらしい。

そして、この本で紹介されていたスウェーデンの思想家エレン・ケイの「日常を美しくする」という考え方も、素敵だと思ったんだって。子どもや女性の権利に関する活動家でもあったケイは、良質な製品を誰もが手にできるようにすべきとも訴えて、貧富の差にかかわらず美しい暮らしはできると説いたらしい。

さて、改めて家の室内を見渡してみた同居人。せっかくこだわりの古民家で暮らしているのに、時間と心の余裕がなくて、ヒュッゲな空間や美しい暮らしとは程遠いんですけど…どうする、ぼびぼび?

…って言われたけど、まあ、室内に観葉植物がいっぱいあるのは、北欧っぽくていいんじゃないかな?あと、灯りにこだわってるのも。まずは、ピアノまわりの片付けを頑張ってみてはどうかな?

 

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北欧スタイルが学べる本各種。今でこそ社会保障が充実して女性もバリバリ社会進出してる憧れの国々だけど、20世紀初頭までは違ったらしい。

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映画も面白そう!特に『ハロルドが笑うその日まで』と『オンネリとアンネリのおうち』見てみたいな☆