100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

数の子を深める・その2

今日同居人が得意げに隣人に教えてあげていたのは、美味しい数の子の見分け方について。なんでも、数の子の親であるニシンは、住んでいる場所や産卵場所の違いによって体の大きさも卵の食感も違うことがわかったらしい。

同居人と隣人の求める「食感がパリパリの数の子」は、太平洋にいるニシンなんだって。太平洋のニシンは昆布に卵を産み付けるらしいんだけど、波で卵が昆布からはがれないようにしっかりくっつける必要があって、そのため体内で卵の粘着力が増す成分を出してるらしく、それがあのパリパリ食感のもとになるらしい。

一方、大西洋にもニシンは住んでいるんだけど、そっちのニシンは岩場に産卵するため、なるべく卵をバラけさせたいから、粘着力はない方が好都合。だけど、その分食感は柔らかくなって、パリパリ感がなくなるらしい。面白いね!

ちなみに、パリパリで美味しいと言われる太平洋産でも、北の方になり過ぎるとニシンが大型になって、寒い分脂肪が多く蓄えられるから、卵の味は落ちるらしい。だから、程よく北の太平洋ニシンが一番美味しいらしいよ。産地で言うと、北海道産とかカナダ産。これは、これからずっと覚えておかないとな〜。

ちなみに、今年同居人が買った4種類の数の子のパッケージの写真をもう一度拡大してみたら、4つの内の一つに「数の子本来の旨みを味わえる大西洋産を使用しております」の文字発見!しかも、これまで全く注意して見てなかったけど、右下に小さく「かため↔やわらかめ」って書いてあって、やわらかめ寄りのところに印が…

これからはちゃんとパッケージの表と裏をしっかり見よう!と改めて思ったらしいよ。ちなみに、大西洋産の数の子は、柔らかくてお値段も安めで、主に味付け数の子用に使われてるらしいよ。同居人はもちろん、大の数の子好きの隣人も、こういうことを全然知らなかったらしい。勉強になったね!

 

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何事も勉強ですにゃ!

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私は何を勉強しようかな~

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豆餅ぜんざい、黒豆添え♪ 勉強の疲れも取れますよ!