100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

キッチンde生け花

今日もらってきた花材の主役はグロリオーサ。細長く縮れた赤い花弁が揺らめく炎のように見える、百合みたいなお花。だけど百合のように一本スッと立ってるわけじゃなくて、枝分かれしてお花がたくさん出ているから、「自由な感じで生けてね」と先生には言われていたらしい。

夜、キッチンにて、どうしようかしばし考える同居人。涼しげにガラスの花器に生けてもいいし、備前焼きの長細い花器に投げ入れという手もある?備前焼きは何でも似合うし、さまになるからすごいんだって。あとは…ふと、今まで1度も使ったなことがない花器を思い出した同居人。

それは、アゲハ蝶が描かれた漆器。素敵だと思って買ったはいいけど、何を生けたらいいか思い付かずそのままになっていたらしいよ。その花器を使って生けてみたら、うん!なかなか良いんじゃないのかな✩ゴチャゴチャしてるキッチンだけど、なんとなく周囲の色彩ともコラボしているような作品になったらしい。

生け花って自由だし、楽しいなと鼻歌が出る同居人。花器もお花も、元が美しいから、誰がどんなふうにいけても、それなりに美しくなるし、それにさらに空間をデザインして作ってみたり、花材を一本足したり引いたりすることで、ガラリと全体のバランスや世界が変わるのが面白いらしい。

 

この、黄緑色のモフモフの芝生みたいなお花は何だろう?あと、グロリオーサの葉っぱの先はカールしていて、これで他の植物に巻きつきながら伸びていくらしいよ。