100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

同級生の今

今の会社に入った約3年半前、同居人は今後転職するつもりはないから、もう二度と履歴書を書くことはないだろうな、っていうか面倒だしもう書きたくないな〜と思いながら、履歴書を書いた覚えがあるらしい。だけど、上司に頼まれて、来年度から今の会社に所属したまま別の職場にも行かなきゃいけなくなり、その新たな職場に提出する履歴書をまた書くはめになったんだって。しかも、先方所定の書式で、過去最大の項目の多さ。中には、書くことがなくてほぼ白紙で出すことになる用紙もあって、かなり恥ずかしいらしい。ドンマイ!

それにしても、はるか大昔に書いた論文のタイトルなんてもう忘れたよ…仕方ないから適当に書くしかないか…って思いながら、母校のホームページを探してみたら、奇跡的にタイトル発見!懐かしいな〜と思ってその他のページを色々見てる内に、見覚えのある同級生が去年から母校の教授になっているのも発見!へえ!顔は当時とあんまり変わらないし、笑顔も明るく自信に満ちていて、元気そう!

ついでに同じく研究職についた他の2人の同級生の今を調べてみたら、2人とも順調に准教授に昇進。2人とは年賀状のやりとりくらいしかしてなくて、仕事上のポジションには無関心だったけど、内一人は結婚して子どもも2人いて、研究職についた同居人の友人たちの中では結婚してる唯一の子。ぐうたらでちゃんと勉強しなかった同居人と違って、「将来、教授になりたいんだよね〜」と無邪気に言ってコツコツとお勉強を頑張っていた子だったから、好きな学問の道で食べていけるようになって、人生の目標まであと少しというところにも来て、つくづく良かったな〜と思ったらしい。

そう、今まであんまり考えたことなかったけど、30代40代50代って一般的には「働き盛り」で、子育てとかしつつも仕事をバリバリやってるような人生のピーク?なわけよね。それなのに、同居人は履歴書書きで四苦八苦したり、いつまでたっても全く楽しくならない着つけ教室でヘロヘロになったり、私の口の中(上顎)のブチ模様を毎日観察するのにハマったり…。

基本的に同居人は仕事人間だから、まぁそれなりに仕事も頑張っていて「ずっと働き盛り状態」ということは可能らしいんだけど、どちらかというと、業績や昇進とは無縁の分野で、仕事や子育てへの執着もないし、人生の目標といってもスローライフくらいしか思いつかない同居人は、果たしてホントに今が働き盛りで人生のピークになっているのか?こんな感じの生き方でいいのだろうか?と今回ちょっと思ったらしい。ちなみに隣人は、承認欲求や出世欲のない私や同居人といると、なんだか落ち着くらしい。