100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

春の嵐

昨夜は気温は高かったから湯タンポは必要なかったけど、夜通し風が強くて、家中の窓や木戸がガタガタいうから全然眠れなかったんだって。さらには、夜中に私が寝室の戸をガタガタいわせたのかと勘違いして、起きて廊下の障子を開けたのに、私がいなくてがっくりもしたらしい。結局、風が止んだ朝の10時くらいから、ようやくぐっすり眠れたんだって。古民家に春の嵐はキツいね(>_<)

同居人が寝床で思ったことは、「春眠暁を覚えず」っていう漢詩を中学の時にやったけど、あれの最後の方の「夜来風雨の声」と「花落つること知る多少」は、当てはまるよなぁ…風雨の声が激しすぎて、春眠暁を覚えずどころか、全く眠れなくて睡眠不足ですけどってこと。

そして、春眠暁を覚えずの次のフレーズも、なかなか思い出せなくてお布団の中で気になったらしい。今日調べてみたら、「処処啼鳥を聞く」だって。言われてみたら、そんな感じだったかもって思い出したらしい。

しかも、最後のフレーズは「花落つること知んぬ多少ぞ」とか「知りぬ多少ぞ」とか「多少を知らんや」とか、いろんな書き下し文があることが判明!まあ、何が正しいかはよくわからないけど、とりあえず、中学の時に暗唱させられた「花落つること知る多少」でいいか、と思ったらしい。

私が同居人と暮らすこの家で、「春眠暁を覚えず」の詩の通りになるのは、いつかな?短時間に過ぎ去る春の嵐なら、ガタガタも短時間で済むだろうし、「春眠暁を覚えず」になるかもね。楽しみ♪

 

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嵐の前に植えたオダマキたち…

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同じく、原種の水仙。形が可愛い♪ あと、葉っぱがすごく細い☆

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漢詩『春暁』のイメージにぴったりのサザンカ

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春眠暁を覚えず…いいね♪