同僚に『ビースターズ』という漫画を大量に貸してもらった同居人。肉食動物と草食動物が共存する世界を描いていて、最初は「設定に無理があるような…」と思っていたらしいんだけど、気がついたらハマっていたんだって。360度、虫の声に囲まれながら読書をするって、いいね〜♪
主人公は、高2の灰色オオカミのレゴシ(雄)。オオカミだから肉食なんだけど、心優しい青年。「草食動物を食べたい」という肉食動物の本能や、反対に、「肉食動物が怖い」という草食動物の本能を皆がコントロールして、どうにか表面上は平静を保って、本性を隠している世界にあって、レゴシはひょんなことからその矛盾や自身の葛藤に向き合っていくんだって。
そのきっかけになったのが、ドワーフ種の可愛い白うさぎで、高校3年生のハル(雌)。レゴシはハルに恋をしてるらしいよ。他にもたくさんの魅力的な動物たちが登場して、弱肉強食の世界がいろんな角度から深く描かれているんだって。
一見、動物たちの世界を描いているようでいて、人間世界にも通じているような、そんな気がするらしいよ。なにより、主人公レゴシの真っ直ぐさや温かさや正義感や優しさが、どんどん周囲に波及して、矛盾を孕んだ世界を少しずつ変えていく感じがあって、先を読むのがすごく楽しみなんだって。
パラリンピックの次の楽しみが見つかって、良かったね!ちなみに、隣人の次の楽しみは、自民党の総裁選らしいよ?!