先日気になっていた、「萩に似た花」は、その後隣人が植物同定アプリを使って調べたら「アレチヌスビトハギ」っていう植物であることがわかったんだって。荒地盗人萩…漢字にすると一層不穏な感じになるけど。これは、いわゆる「ひっつき虫」の一種で、秋になると、通りかかった人の服に勝手に実がくっついてくる、あれね。
アレチヌスビトハギは、仲間のヌスビトハギより花が大きくて見応えがあるから、同居人が「綺麗!」って思ったのもわかるんだけど、アレチヌスビトハギは地下茎で増えるから繁殖力がすごいらしいよ。ヌスビトハギとは、花の大きさとか葉っぱの数(アレチヌスビトハギは3枚)、そして実のくびれの数(ヌスビトハギは1回、アレチヌスビトハギは複数)で見分けるらしい。飢饉の時には、この小さな実を食べたりもしたらしいよ。
ちなみに、ヌスビトハギの花言葉は、略奪愛…いつも思うんだけど、ヘクソカズラとか臭木とか、悲惨な名前つけられてる植物って、そういうイメージで見られちゃって、なんだかかわいそう。。。隣人は、「アレチヌスビトハギは荒地に生えているっていうことだから、庭に生やしていたらマズイってことだから、早く抜いて!」って言うけど。
で、今日は同居人がうっかりハンモックで昼寝をしてしまって、夕方あわてて起きて草むしりに出かけたんだけど、アレチヌスビトハギに近付くと大変そうだと思って1本も抜かなかったのに、しっかり実が軍手や服にいっぱいついてきて、その存在を主張してたらしいよ。あ〜あ、それにしても、いつも植物が勝手に生えてきて繁殖していくから、その対応に常に追われている感じで、一回も庭造りを人間がリードして楽しめている気がしないのは気のせい?