今年はムカゴが例年にはなく豊作で、それっていうのはつまり、毎年夏の終わりになるとツル植物撲滅キャンペーンを展開していた隣人が、今年は何もしなかったから、ツル植物たちが庭の天下をとったということなんだけど、とにかく同居人にとっては思う存分ムカゴと向き合える環境になったらしい。
同居人の特性なのか、無心に何かを手で採取していると心が穏やかになり幸せになるということがあるらしい。例えば、波打ち際での貝殻拾いもそう。登山途中のドングリ拾いもそう。同様に、庭先でムカゴを採取するのも、同居人にとっては至福のひと時らしいよ。
ムカゴはツルになるんだけど、庭のサツキを覆うように、あるいは背の高い別の植物に絡みついて上に登りながら実をつける他、意外と足元の地上にもこっそり実をつけている場合もあるんだって。それらを見つけ出して、大きいものはすぐに収穫。小さすぎるものは大きくなるまでしばらく待つらしい。
今日はポカポカ陽気のムカゴ収穫日和。背中に太陽の日差しを感じながら、大きいムカゴを次々とゲットしてご満悦の同居人であった。この前、ご近所の方から、自家製のブドウと綿の花をいただいたから、今度はお礼にザクロとムカゴを差し上げようと思ってるらしいよ!