100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

ニッキのお迎え・その3

ケージ内で数日間安静にさせなきゃいけない初日から、狭い車内での大騒動。その後、洗濯ネットに入れられたままケージに移される時に、近くで見ていた私に向かって、大きな声で確かに2回鳴いたニッキだけど、それきりニッキはトイレのかげに隠れて絶賛引きこもり中…

そして、見る影もなくすっかり自信を失った同居人(。-_-。)昨夜はこれ以上嫌われないように、すごすごと寝室に退散したよ。私も、ニッキと友達になりたかったけど、とにかく顔も見えないし、ケージの前で待っても出てこないし、物音一つたてないから、そのうち待つのも飽きて、いつも通り同居人のお布団に潜り込んで寝ちゃった。

で、朝になって同居人が起きてきてリビングに入ると、ケージの中が驚愕の光景になっていたらしい。ケージの二階から一階に、真っ逆さまに転がり落ちた感じのキャットハウス。傍らのエサ置きに入れておいたエサはすっかりなくなっていたから、夜中のうちにこっそり食べてたみたいで、それはちょっと良かったけど、とりあえず、肝心のニッキの姿が見当たらない!

一番怪しい、そのキャットハウスをそ〜っと持ち上げてみると、これはニッキの重量感。どこにどうやってもぐり込んでるのかさっぱりわからないけど、やがて出てきたのが、だらりと弛緩したニッキの両後ろ足と小さくて丸いお腹。「もしかして、ベッドが転落して頭打って死んじゃった?!」とびっくりしてニッキを引っ張り出してみたら、ニッキは生きていて、唖然とする同居人の横をするりと抜けてケージの外へ、さっと歩いて行ってしまったんだって。ニッキが生きていたという安堵感とともに、あまりの自然体に追いかける暇もなく、しばらくたってから我に返ってリビングを 見渡した時には、再びニッキはどこにも姿がなかったらしい。昨日に続いて今日も…しかも、リビングは車よりはるかに広い。どうしよう…(>_<)

 

転落したキャットハウス。この中にニッキが。