100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

ニッキのお迎え・その4

同居人は基本的に性善説に立っていて、お人好しで無防備だから、なんでも信じてしまうし、騙されやすいしなめられやすいらしい。自分では全くそう思ってないらしいんだけど、性悪説を信じて警戒心の強い隣人から言わせるとそう見えるんだって。へえー。

さて、引き取り初日に続いて二日目も、可愛くて大人しいニッキにまんまと騙されて、車内そして家のリビングに解き放つ大失態を演じた同居人。車内の時も、捕まえるのに軽く30分かかったのに、その何倍かの面積があるリビングだと軽く数時間はかかる計算。

しかも運悪く、同居人は朝から晩までお仕事の日で、もう職場に行かなきゃならない時間。でもケージからさり気なく出て、すたすた歩いて行ったニッキは、もう煙のようにすっかり雲隠れ…「ボビ!ニッキはどこにいるの?匂いとか気配とかあるでしょ?教えて!」って聞かれても、私もなぜかわからないのよねえ(^◇^;)仕方がないから、同居人は泣く泣くケージの扉を開けた状態で仕事へ行って、道中、赤信号で止まるたびに隣人にSOSの連絡をしたよ。

結局、3時に家で待ち合わせて2人ではさみうちで捕まえる計画をたてたんだって。で、3時から猫有休を取ろうと思っていた矢先に、隣人から「もうニッキは捕まえてケージに入れたから、有休とらなくていいよ」と連絡が入ったらしい。そして「このために2時間もかけてきたのに、あっさりミッションクリアしたからもう帰る」と軽いクレーム。唖然とする同居人。どうやって捕まえたの?っていうか、帰っちゃうの?!

 

なんか気になる。

今年も尻尾浴が心地よい季節となりました。お湯をかき混ぜてあげるのが、私の役目。

同居人と一緒にお風呂に入ってるつもり。