100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

ニッキのお迎え・その2

動物愛護センターから車で家に向かう間、助手席のカゴにいるニッキが気になって仕方がない同居人。私と違ってあまりにも静かで一言も鳴かないから、ニッキ大丈夫かな…息苦しいのかな…と心配になったんだって。それで、籠の上の蓋を少し開けてあげたら、そろりと顔を出してきたニッキ。ちょっと触ってもなにも言わないし、やっぱり人に慣れてきたのかな〜♪( ´▽`)と嬉しく思っていたら、するりと蓋から助手席に降りてそのまあ助手席の床に滑り降りたんだって。その動きの、なんともなめらかでさりげないこと!

ニッキはしばらく助手席の床をウロウロしたあと、運転席の同居人の足元にやってきてウロウロ、そしてその後、急に姿が見えなくなったらしい。信号停車中に後部座席も見るけど、よくわからない。そこでようやく、動物愛護センターの人の助言を思い出した同居人。「カゴの蓋は、ケージの中で開けるぐらいにしないと、一度逃げたら見つけるのが大変ですよ」…なんか嫌な予感。

案の定、家の駐車場についても、まだ ニッキは車内で行方不明。仕方がないから、捕まえるまでは絶対に車のドアや窓は開けないことにして、靴下と半袖になって、狭い車内をくまなく捜索したんだって。そしたら後部座席の床で、色んなものが置いてある所に隠れているのを発見。捕まえようとすると、するりと逃れて前の運転席の座席下へ潜り込む。そこから追い出すと助手席の座席下へ。そこを追い出すと後部座席の向こうへ…こうしてあっという間に30分が経過。

最終的には、渾身のシャーを2回も言われながら、洗濯ネットでなんとか捕獲に成功。もうその時には、同居人は大汗をかいて、ぐったり疲れてしまったらしい。狭い車の中でこんなに大変な思いをしたから、楽観的な同居人もさすがに警戒して、洗濯ネットのニッキをケージに移す時には最大限の注意深さで慎重にしたらしい。ケージに入ったニッキは一目散にトイレの裏の暗がりに隠れちゃって、私が挨拶に行っても全然出てこない…先が思いやられるね。

 

私、大人しいでしょ?逃げることなんてこれっぽっちも考えてないから…この物静かな様子に、簡単に騙された同居人。

頭隠して尻隠さず。

目が野生…

今気づいたけど、なんか、背後にある蔵の外壁の色や模様とそっくり…笑