100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

朝顔のつぼみ

今朝は、同居人が普段めったに行かない2階に上がって、物置をガサゴソ…夏物の服を引っ張りだして着ていたよ。もう夏が終わるのに、一度も着ていないお気に入りの服があることを思い出したんだって。

私が知る限り、そんな服がその物置にはたくさん入ってるんだけど、全部着ていたら来年の夏になっちゃうよね。もっと減らせばいいのに。っていうか、裸でよくない?って思うけど、人間社会ではそれやると犯罪になるらしい。逆に、「暑いのに毎日毛皮を着て、大変だね」って労われるけど、お腹をひんやりした木や石にくっつけるあの幸せを思えば、全然余裕。

ところで、「庭日記なのに庭の話がない」と隣人に指摘され、確かに…と思ったらしく、今朝はいつものようにひとしきり庭をぶらぶらしたあと、すぐに携帯をとりに戻ってきたよ。

なんでも、蔵のところに植えた朝顔がもうすぐ咲きそうなんだって。この朝顔、毎日お世話をしているのに蔓ばかり上に上に伸びていって、とうとう蔵の一階軒下まで到達…他のお宅の朝顔はとっくに咲いてるのにうちはいつ咲くの?幼少期に尺取り虫に取りつかれてだいぶ葉っぱを食べられたのがいけなかったんだろうか…って心配してたんだって。開花が楽しみだね!

今日はこれから、庭の通路にある白い卵みたいな玉石を磨くらしいよ。この通路、先日隣人が密かに強力な除草剤をかけ、一面茶色になったことで同居人にあっさりバレ、除草剤大好きな隣人と自然派の同居人との間で庭バトルが勃発したという因縁の場所。同居人としては、通路を綺麗にするのは賛成だけど、お気に入りの苔の目と鼻の先に、こっそり除草剤を(しかも、たっぷり!)撒かれたのが嫌だったんだって。

庭の写真を撮るついでに、ご近所の庭名人に除草剤の使い方を聞いたら、除草剤を水であえて薄めて遣う技とか、雑草ごと耕してしまう技を教えてもらったらしいよ。さて、これらの新知識は除草剤バトルに一石投じるか?!

『100年夢庭日記』じゃなくて、『夢庭戦記』にならないようにね。まあ、それはそれでおもしろそうだけど!

 

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