100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

食いしん坊の妄想

明日、病院で検査を受けるとかで、今日の同居人はずっとそわそわしてたよ。検査前日は、朝~夜まで消化の良いものを食べなくちゃいけなくて、おやつはプリンとかで、夜は21時以降何も食べちゃ駄目とか色々と病院から言われていたから、その結果、今日は一日中食べ物のことを考え続けることになったらしい。

昼間のうちはなぜか、無性に牡蛎を食べたくなったらしい。能登半島には海のすぐ横に牡蛎小屋がいくつかあって、同居人が好きなのは、くし型に切った柚子・レモンとか、タバスコとかお醤油とか、そういう好きな調味料を完璧に準備して牡蛎小屋に持ち込んで、バケツに入った牡蛎を味変しながらどんどん焼いて食らう→そしてなくなったらバケツのおかわりをまたセルフでとってくるっていう、あの幸せな一時。あるいは、京都や金沢にある、やたらと美味しい牡蛎鍋のお店に久しぶりに行くのもいいし…ああ、牡蛎よ!

そうこうするうちに夕方になってしまい、おやつはプリンということを思い出して、慌ててコンビニの豪華なプリンを買って食べたら、案の定、満腹に…

夜になると今度は、ステーキ丼とかメンチカツを食べたくて仕方なくなって、スーパーをウロウロ。この、理性と欲望の闘いには理性が勝利したと思ったらしいけど、気がついたらラム肉の焼きうどんを作っていて、なんとか制限時間内ギリギリに食べ終えたらしい。消化の良いものってことにしたんだって。まったく、食いしん坊だね!

妄想の合間に、今日は蕎麦切り包丁を見に刃物屋さんに行ったらしいよ。今月は、隣人の誕生日があるから、日頃、庭仕事を頑張っている隣人に、どどーんとプレゼントするつもりなんだって。無類の蕎麦好きの隣人は、退職したらお蕎麦屋さんになりたいらしくて、そうなったあかつきには、たまにこの古民家の奥の座敷でお客さまをおもてなしできたらな…って思うらしい。

といっても、隣人の退職は実際は15年以上先の話。でも、今から趣味で少しずつ修行した方がきっと上手になるはずだから、今回ちゃんとした包丁を贈って、今後少しずつ道具を揃えていくことで、夢を後押しするんだってさ。

それにしても、一番欲しい蕎麦切り包丁がすごく高くて、紐巻きの柄にするか木の柄にするかも迷って、結局今日は決め切れなかったんだって。でも、そのかわりに店員さんからは、同じ包丁を使っている美味しいお蕎麦屋さんの情報をいただいたみたい。早速週末に隣人を連れていって、蕎麦切り包丁購入のアドバイスをもらうつもりらしいよ。隣人よ、夢に向かって頑張れ!同居人よ、とりあえず明日の検査頑張れ!

 

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