年末年始に大雪が降るというので、数日間家の中に引きこもる気満々で、食糧を買い込んできた同居人。
一方の隣人は、「雪が降る前に、全部の木の雪釣りをする!」と張り切って、たくさんの縄を購入。前回の積雪の時に弱いと思った部分を中心に、さつきなどの低木は縄できゅっとしばり、少し大きな木は支柱から縄で枝を上の方に吊り上げて、暗くなるまで一人で庭を駆け回っていたよ。
そうして、高い木を除く全ての木を縛ったり吊ったりして、手をあちこち傷だらけにして帰還した隣人を見て、同居人がまず思ったことは、「…雪吊り職人だ!」ってこと。
そういえば、同居人がこの家を買う前に、母屋の南側にあった小屋(その年の台風で倒壊→撤去)には、古い雪吊りの道具がたくさんあったんだって。つまり、昔はちゃんと冬のお手入れがされていたみたい。だけど、おそらく最近は冬の間も放置されていたみたいだから、雪の重みで中央部分が陥没したり、屋根雪が落ちて折れたり裂けたりした木々がたくさんあるらしい。でも、逆に言えば、雪吊りとか何もしなくても、なんとかかんとか命を繋いできたということ。逞しいね!
今回、大雪から木を守るという、隣人の強い決意を感じた同居人。庭の木々も、きっと喜んでくれるよね?