今日の同居人は、早朝から夜9時までのお仕事だったんだけど、例によってお仕事が楽しくなってしまって、はっと気がついたら夜の11時!ヤバイ…遅れちゃう!何に?そう、今日は狙ってる箪笥のオークションが開かれる日だったんだって。
昨年ヤフオクで、同居人がアンティークの岩谷堂箪笥を落札できたと思ったら、同時にオークション自体が消えてなくなり、翌日同じ商品がしれっと再出品されているのをみて衝撃を受けた出来事があって、それ以来、なんとなくヤフオクから遠ざかっていたらしい。たまにいいなと思う箪笥をチェックしていても、全く入札しないままいつの間にかオークションが終わっていることが続いていたんだって。
まあつまり、今までのように単純に楽しく入札するのが怖くなってしまったというか、悪質業者を警戒するあまり入札が億劫になってしまったというか…ついでに、あんなに憧れていた岩谷堂箪笥への憧れが、すっかり消えてなくなってしまったらしい。
そんな同居人だったけど、今日という今日はそうもいってられない。というのも、めったにお目にかかれないアンティークの佐渡箪笥のオークションだから。終了時間前になんとか入札に間に合い、その後どんどん値段が上がっても構わず入札。その結果、今度こそ本当に、お目当ての佐渡箪笥を落札することができたんだって!
さて、この「佐渡箪笥」は、新潟の佐渡島で作られていた船箪笥や衣装箪笥で、箪笥の前面を覆い尽くさんばかりの装飾金具と、その金具の模様がまるで美しいレースか切り絵のように繊細に彫られていることが大きな特徴。その華やかな佇まいと、昔はこの箪笥を北前船の船主が芸者に買い与えていたという意味もあって、別名「芸者箪笥」とも言われているんだって。
今回同居人が落札したのは、実物はちょっと傷んでいる箇所もあるようだから、知り合いの箪笥やさんに状態をみてもらって、より良い感じに仕上げてもらおうかな~、漆を塗ってもらっても素敵だろうな~、上段には何をいれようかな~と妄想が止まらない同居人。良かったね!