深夜のTV番組が通販ばかりでつまらなかったから「なんか、動物番組やってないかな〜」とNHKにしたら、なぜか報道番組をやっていて、こんな夜中に…?って思いながら見ているうちに、気がついたら真剣に見ちゃったらしいよ。番組名は「国際報道2021」っていうんだけど、その名の通り、国際的なニュースばかりを扱った番組。
普段ネットニュースをチラッと見たり、職場で新聞読むくらいで、すっかり国際情勢からは縁遠い同居人なんだけど、そんな同居人でもさすがに気になっていたのが、ミャンマー軍によるクーデターと、先日のタリバンによるアフガニスタンの新政権樹立。番組ではそのどちらも取り上げて、最新の情報を伝えてくれていたんだって。
ミャンマーのクーデターは、発生からもう半年も経つらしい。民主化を求める民衆と軍の衝突は今でも繰り返されていて、デモに参加した民衆の中には、軍の迫害を逃れて隣国との国境付近にある少数民族の武装勢力の町に身を潜める人たちもいるんだって。ある女子学生は家族からも離れてシェルターに隠れながら勉強を続け、ある男性は平和的な解決を諦めて少数民族の戦闘員から戦闘訓練を受けて前線に赴いて、そのまま音信不通に。
またある元大学教員は、同僚をデモに誘った罪で軍に追われているけど、軍に屈せずあくまでも暴力によらない平和的解決を目指したいとして、インタビューにモザイクなしで出演。その大学の先生は博士号を日本でとったらしく、日本にミャンマーへの支援を求めていたんだって。
一方、アフガニスタンでは、戦闘が終わってタリバンが制圧した地域でも、なぜか毎日のように銃声が響いているんだって。これは、人々を威嚇し自分の力を示すための銃声で、空に向かってタリバンの兵士が撃ってるらしい。大学では、女性は身体を隠す衣装を着て男性とは別に授業を受けなくてはいけなくなり、教室の半分のところにカーテンが引かれるようになったらしい。
インタビューを受けたアフガニスタンの大学の先生は、銃撃されて亡くなった医師の中村哲氏らの名前を挙げて、引き続き日本の支援を求めていたんだって。ミャンマーそしてアフガニスタン、今どちらも大変な国内状況で、それぞれ日本に助けを求めているらしいってことがわかった同居人。さあ、どうしたらいい?何ができるか調べなきゃね!
それにしても、日本は平和な時代が続いていて、同居人は戦争を知らない。同居人が一番日本人としての危機を感じたのは、震災とコロナらしいんだけど、ミャンマーやアフガニスタンでは、毎日が命の危機だから、コロナどころじゃない。いつ殺されるかいつ迫害されるかわからない、安心・安全・自由が全部奪われた世界。
それがどれくらいストレスフルな世界か、すっかり平和ボケした同居人には想像がつかないらしいけど、戦争をしていた頃の日本って、きっと今のミャンマーやアフガニスタン状態だったんだろうな。「歴史は繰り返す」っていうから、また日本もいつか戦争しだすんかな…それか、テロの時代というから、一人でもテロリストが誕生すれば混乱と恐怖が植えつけられるんだろうな…いや、戦争もテロもどっちも嫌だから、日本しっかりしてね、って思った同居人。そして、日本人もしっかりしなきゃね。特に、ぼーってしてる同居人!