選挙の喧騒が去って、今日同居人が静かにお仕事をしていたら、同居人の同僚がどうやら地元の議員に「次の町議会議員に立候補してほしい」と口説かれているようだってことを耳にして、びっくりしたんだって。人は、この町では、そんな簡単に議員になれるものなのだろうか?
それが、選挙に詳しい上司によれば、田舎の選挙はほぼ全て組織票だから、町議会レベルなら誰でも簡単に議員になれるらしい。なんなら、同居人も隣人も議員になれるよって言われて、慌てて退散したんだって。ちなみに、その議員にスカウトされている同僚は、今回の選挙で「あっち派」だったらしく、職場としては負けた「こっち派」でも、個人的に「あっち」に入れた人もいるんだろうなって改めて思ったんだって。まあ、だれに投票するかなんて自由だし、本来は秘密でいいはずだよね。
それに、同居人がびっくりしたのは、世渡り上手な副町長とか議員とかが、「こっち」の選挙集会に出た足ですぐに「あっち」の集会にも出ていたって聞いたこと。
あと、同居人がかなり戸惑っているのが、次に職場として推すことが予定されている衆議院選挙の候補者が、町長選挙の時に「こっち」の味方だったはずが、「あっち」が当選確実になって万歳三唱する時にちゃっかり壇上に上がって一緒に万歳していたこと。そして、その壇上には、その衆議院議員の最大のライバルとなる党の有力候補の名前もでっかく掲げられていたこと。もう、一体何がどうなっているのかな…
世渡り上手の対局に生きていたい同居人には、もう理解不能な感じで、たくさんの思惑が入り混じっているんだって。政治って面白いって思いかけた同居人だけど、やっぱり苦手かもって思ったらしいよ。ドンマイ!