100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

上司と犬

同居人の上司は、これまで同居人以上に仕事一筋で、休日返上で一年365日、出張じゃない限りはずっと職場にきて、朝から夜まで仕事に打ち込んでいたんだけど、そんな上司が、先日突然ペットショップに出掛けて、そこで一目惚れした小犬を買って、自宅の自室で飼い始めたんだって。

まだ子犬だからお世話が大変らしく、仕事をさっと切り上げていそいそと帰っていったり、寝不足で目を腫らして出勤してくるようになったり、嬉しそうに子犬の動画を見せてくるようになった上司をみて、同僚はみんな「仕事以外に打ち込めるものができて、ホントに良かったですね!」って心から安心したみたい。まあ、周囲の人が心配するくらい、これまでは仕事一筋だったということらしい。

ちなみに、同居人の上司は、奥さんも親も子どもも友達も後輩も先輩も仲間もいるし、仕事上の付き合いも仕事以外の人との付き合いもたくさんある人で、仕事は早いけど、周りの色んな人たちに頼りにされるから、常に仕事やプライベートな用事が山のようにあって、いわば皆から引っ張りだこ状態。

だけど、仕事以外に夢中になれるものがないらしい。もう少し正確にいうと、仕事の立ち上げ当時に莫大なエネルギーを使ったから、その時の熱量やワクワク感に比べると、事業が軌道にのった今は、唯一夢中になれる仕事に対してもあんまり燃えないというか、良くも悪くも安定してしまった…みたいなことを以前ポツリと同居人にもらしていたことがあったらしい。だから、同居人としては、なんとなく、今の上司の心境はわかるような気がするんだって。

隣人に、上司が突然犬を飼い始めて溺愛しだした話をしたら、「その上司は、きっと人間が嫌いになったんだな。それで犬に癒されてる。わかるな~。けど、よっぽど疲れてるんだと思うから気を付けた方がいいよ」だってさ。同僚は皆すっかり安心してるけど、隣人の言葉を聞いた同居人としては、ちょっと不安にもなったらしい。なんでも、思い当たるふしがあるんだって。

それにしても、同居人は相変わらず仕事人間で、マイペースに仕事に打ち込んでいるみたいなんだけど、私という素晴らしい猫が家で待っているというのに、どういうこと?できれば、あと1時間早く仕事切り上げて、いそいそと帰ってきてほしいな!

 

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明日、ハンモックを2階に移動させるらしいよ!
がんばれp(^^)q