100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

数々の宿題に追われる隣人・その2

以前、金沢に住んでいた時、加賀太鼓が趣味だった同居人と隣人。だけど、その後同居人は県外に引っ越してしまって、コロナ以降は県をまたいでの移動とか職場の同僚以外の人に会うことをほとんどしなくなっていて、いつの間にか疎遠に。隣人はといえば、コロナの間は引きこもっていたし、最近は練習がある週末は同居人の家に行くため、すっかり加賀太鼓から足が遠ざかっていたらしい。

そしたら最近、隣人が太鼓の先生から「このままでは加賀太鼓が消滅してしまうから、もう一度立ち上がってほしい。練習に来て、曲を覚えて後世に伝えてほしい」って呼びかけられたんだって。実はコロナの影響って太鼓業界にも及んでいたらしく、練習に集まれなくなったりイベントなど発表の場がなくなったりして解散に至った太鼓チームが結構あったみたい。で、同居人も以前演奏を見たことがある有名な加賀太鼓のチームも、高齢化もあって最近解散しちゃったらしい。知らなかったな…

となると、同居人や隣人の太鼓の先生が、最後の加賀太鼓の指導者ってことになるらしいんだけど、先生が期待して技を教え込んだ若い愛弟子は転勤で県外にいってしまって、昔からのベテランメンバーは高齢化であまり練習に現れなくなって、先生ご自身も80歳を過ぎ、危機感を抱くに至ったらしい。

先生が隣人のことを思い出して指名してくれたのは大変光栄なことなんだけど、隣人の動きはカクカクしてるから、先生みたいに時に激しく時に色気のある感じの太鼓は叩けない。自分でそのことも分かってるし、デッサンの宿題にも 追われているから、さらなる重責にかなりへっぴり腰。

しかも、最近あまりにも太鼓を叩いていない隣人は、自分の演奏すら危うくなっていて、新しい曲を覚えたり太鼓チームを引っ張ったりする余裕もないらしい。だけど、同居人としては、加賀太鼓という伝統芸能をなくさないように、是非とも隣人に頑張ってほしいとはっぱをかけてるんだって。できれば、この家の蔵を防音仕様に大改装して、こちらでも 加賀太鼓の練習ができるようにしたいらしいよ。楽しみだね!

 

暖かくなってきたから、ここが私のお昼寝場所♪

加賀太鼓かあ…

まあ、がんばれよー!太鼓チームのみんなも、またこの家に遊びに来てほしいな〜(^O^)

たしか、同居人が引っ越してすぐくらいに、みんなで庭仕事を手伝ってくれたよね?懐かしい…

伝統芸能を後世に残すって大変な事なんだなあ…

オダマキの種がこんなにたくさん…勢力拡大の予感!加賀太鼓の種まきも楽しみながら頑張ってね♪( ´▽`)