100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

相貌失認と東西南北の話

今日は北陸地方が線状降水帯にどハマりして、朝からずーっと雨降りだから、雨音を聴きながらリラックス状態になり、ひたすら眠くてたまらない同居人。ここのところずっと忙しくて全くダラダラ過ごせなかったから、今日のお休みは貴重だね。

それにしても、今日もまた考えるのは、映画『マルホランド・ドライブ』のこと。映画ファンの間でも超難解映画の名作と言われているらしいから、もともと解釈は難しいんだろうけど、そうした映画自体の特徴に加えて、今回同居人は自分が相貌失認なんじゃないか?と改めて思ったらしい。

元々洋画派の同居人だけど、隣人に比べると、外国人の俳優さんや女優さんの顔の見分けがつきにくい自覚はあったんだって。だけど、今回の映画では特にひどくて、主人公の金髪の女性が、前半と後半で実は別人なんじゃないかと思っただけじゃなく、作品に出てくる金髪ショート〜ボブの人は皆(例えば、ウェイトレス、マフィアが推す女優、家に荷物を取りにくる隣人の女性なども)が、同じ顔とまではいかないけど、なんか似ている気がして(実際、名前が同じだったり、雰囲気が同じだったり、職業が同じだったりするもんだから益々)疑ってかかっていたらしい。それで加速度的にストーリーが訳分からなくなっていったんだって。

これって、普通の人にはないことなんだろうな。普通の人といえば、よく「あの道を西に行く」とか「お店の南側に駐車場がある」とか、会話の中で耳にするけど、同居人にいわせれば「その場所から朝日や夕日を見たこともないだろうに、よく東西南北がわかるな〜」ってこと。同居人は自宅の東西南北はわかるけど、それ以外は地図を見ない限りわからない。そんな同居人のささやかな夢は、東西南北を使って語れる人になること。それは「国道をひたすら西に行けば隣の町に着く」とかそういうアバウトなレベルじゃなくて、もっと小さな場所について、さりげなく東西南北で語りたいらしいよ。

それにしても、これで丸々二日間、『マルホランド・ドライブ』に思考を費やしているけど、それに比べれば、この前見た『トップガン』は単純明快で一点の曇りもなく楽しめたよなぁ…と遠い目になった同居人。ま、映画ってそれだけ作品に幅があるし表現の可能性を色々追求できるってことだから、それはそれでいいんじゃないかにゃ。

 

最近食べたメロンカキ氷、最高でした(♡˙︶˙♡)

中にも青肉や赤肉のメロンがザクザク…♪( ´▽`)

こ〜んな田園風景を見ながら、心ゆくまでかき氷を満喫したお昼12時。なんなら今日も行きたいけど、雨が酷いからなあ…