100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

砕け散っても、なお

今日の午後は着付けもないし、ジャケットなしでも暖かかったから、久しぶりにまったりとお庭で過ごした同居人。家の中にいる時は暖房がいったけど、玄関をあけたら身体全体が外の陽気にすぐ包まれて、幸せな気分になったらしいよ。

今年は隣人と一緒にザクロの収穫を頑張ったから、採れる範囲のものはあらかた採ったらしいんだけど、まだ上の方や葉っぱの陰に少し残っていたりするらしい。で、そういう実が上空から落ちてくると、大きい実は地面に叩きつけられて盛大に砕け散るし、小さい実はコロっと傍らに転がるんだって。

同居人は、この砕け散ったザクロが実は結構好きだったりするらしい。理由は、むく手間が省けるし、完熟だから中が大粒で甘いから。でも、砕け散ってるから、粒は近くの苔の上に散らばってたりする。緑の中のルビー…それを拾って、外の水道で洗って口に含むのがいいんだってさ。

ザクロは遊牧民の絨毯の染料になるくらいで、たくさんむくと指先が黄色に染まるから、染まる前にすぐ洗えるのも、また外で食べる良さらしい。外のベンチで食べて、口に含んだ種は思い切り遠くに吹き飛ばす!いいね♪

 

ザクロと見せかけて、これはヤブヘビイチゴの赤。傍らにチビザクロのミイラ。

こんなにちっちゃくても…

割れば、ホラ!

手は横の水道ですぐ洗えるし。

綺麗だな〜☆彡