100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

神様トンボと出会う

最近は、ザクロの傷んだ果実や葉っぱが毎日落下するから玄関先の掃除が欠かせない同居人。ザクロって、花から始まって落ち葉まで、一年の半分はずっと木の下を掃除してる気がするような…庭の奥にあるザクロの方は、陽当たりが悪いからか樹齢が若いからか、そこまで大変じゃないんだけどな…

で、掃き掃除で集めた葉っぱや実は、ザクロの木の向こう側の茂みにドサッと捨てていたらしいんだけど、捨てると毎回フワリとそのあたりから飛び立つトンボがいて気になったんだって。チョウみたいな飛び方だから、あれが噂のチョウトンボさんか?と思って調べたら、チョウトンボは胴体が太くて、同居人が見たトンボはもっと胴体が細かったから違うということが判明。羽が黒くて飛び方は蝶みたいにフワフワ飛んでいたよなあ。さらに調べたら、どうやらハグロトンボという名前らしい。

若い個体は薄暗い森の中を好むらしく、たしかにザクロの木の後ろは塀で囲まれていて茂みになっていて薄暗いし、いい感じなのかも。今日はドサッと葉っぱを捨てる前に、茂みの暗がりにじーっと目を凝らしてみたら…やっぱりいた!胴体が細くて金属みたいな光沢のあるグリーンでとっても綺麗♪メスは胴体も黒いらしいから、これはオスってことだね。さらに、暗がりを好んでいるから若い個体ってこと。ふむふむ。同居人が写真を撮ろうとしたら、ふわりと逃げていったらしい。

ハグロトンボは別名、神様トンボともいうんだって。7月〜お盆のころにかけてよく姿を見かけるから御先祖様の化身と思われているからとか、止まっている時に時折ゆっくりと4枚の羽をパタパタさせる様子がまるで合掌しているように見えるからとか、他にも諸説あるらしいよ。普通のトンボより警戒心が強くて1メートル以内には近寄れないけど、見てるだけでワクワクするようなお姿。さすが神様だね✩

 

近付くとすぐ逃げちゃうから、頑張ってズームで撮ってみた。

こっちはメス。さっきのオスとデート中のよう。うちの庭、木が生い茂って薄暗いから、若い個体に大人気?!

落ちまくっているザクロの実。あんなに落ちても、まだどっさり木についてる(>_<)