100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

芋虫の食欲

庭をぶらぶらしていたら、葉っぱがところどころ綺麗になくなった山椒を発見したんだって。

その山椒は、同居人が植えたわけじゃないけど、なぜか最初から庭に自生していて、勝手に子孫繁栄しているのか、それとも鳥が運んできたのか、庭のあちこちに小さな山椒が新たに生えてきてるんだって。香味野菜好きな同居人としては、すごく嬉しいみたいで、タケノコやうなぎを食べるときには必ずウキウキしながら摘みに行ってるよ♪

それはともかく、葉っぱがあまりにもなくなって軸だけが綺麗に残ってるものだから、じーっと見たら、やっぱり…芋虫発見!今のところその山椒にとりついてるのが一匹だけだからまだいいけど、食べ尽くしたら腹ペコ芋虫になって困るだろうし、同居人としては今のうちにミカンの葉っぱに移すべきか悩んでいたよ。

でも、人が勝手に芋虫を移動させたら芋虫人生を左右しちゃうかもしれないし、バタフライエフェクトならぬ芋虫エフェクトもあるかもしれないし…とかってうじうじ言ってるから、私の考えを伝えたよ。まあ、勝手に次の山椒を探すんじゃない?って。

ちなみに、同居人が移住先として考えているミカンの木には、去年は50センチほどの小さな木に何匹もアゲハチョウの幼虫が取り付いて、ついにハゲ坊主にされたけど、今年は不人気みたいで、一匹もいないんだって。ミカンも安心したのか、急に元気になって背が一気に2倍以上伸びたらしい。

庭のエノキの木には、初夏に大量のヒオドシチョウの幼虫が群がって、すべての葉を綺麗に食べ尽くして集団で次の木に移動したり、石灯篭に登って蛹になったりしてたけど、もうそのエノキはすっかり復活したみたい。ヒオドシチョウの幼虫はただの毛虫に見えたけど、マニア垂涎の蝶らしいよ。にょろにょろするものは、基本的に嫌いじゃないみたいだよ。

同居人としては、芋虫たちに、「葉っぱを食べてもいいから、せめて、その後の植物が復活できるくらいにしてほしい!」と言いたいんだってさ。

 

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