100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

見上げれば銀木犀

今朝、お腹がすいた私が同居人を起こしに行くと、「いつも思うんだけどさ、あと1時間遅く起こしにきてくれないかな…」って文句を言いながらも、なんとかヨロヨロ起きてきた同居人。

餌をくれたあと、今日のお仕事は夕方からだからって、リビングのソファーでまた寝始めたよ。私はこんなに同居人とゆっくりできるのは久しぶりだったから、嬉しくて嬉しくてもうゴロゴロが止まらない!

でも、しばらくして同居人がふと目を開けると、すりガラスの上の透明ガラス部分から、自宅の屋根の上に登って瓦を掃除中の近所のおじさんと目があってしまったんだって。あの人は日中ずっとゴロゴロしてるんだよ、って近所の噂になったりしたらどうしよう…そう思ったらゆっくり寝ていられなくなって、仕方なく起きて家事をすることにしたんだって。

今日みたいに晴れてる秋の日は、家の中よりも外の方が暖かい感じ。家事のあとはふらりと庭にでて、庭仕事。ジョウロにお水をくんでいたら、風に乗ってどこからかふと、金木犀の甘い香りがしてきたんだって。ああ、今日から10月だもんな~と思いつつ、これはもしや、うちの木?

そう、うちには金木犀と銀木犀が一本ずつあるのだけど、 どちらも巨木で伸び放題だったから、春にかなりバッサリと剪定。だから今年は花が咲かないかと思ってたらしいんだけど、心配ご無用!

水汲み場のところから見上げると、頭上にたくさんの銀木犀が咲いていたんだって♪ついでに、庭の奥にある金木犀の方も見に行ったらしいけど、こちらはさすがに咲いておらず。だいぶ切ったからなあ…

金木犀と銀木犀は、花の形や香りも似ているけど、花の色や花の付きかた、咲くタイミング、香りの強さなんかは違うみたい。どちらかというと、銀木犀の方が控えめな香りらしいよ。それにしても、ほんとにいっぱいお花をつけたな~!

同居人がふと思ったことは、桂花陳酒は金木犀で作るお酒だけど、香りが似ている銀木犀でも作れるのか?…ってこと。やり方は金木犀のレシピを参考に、お花をホワイトリカー・氷砂糖に漬けるか、それとも楊貴妃みたいに白ワインに3年漬けるか。銀木犀バージョンは誰もやってなさそうだから、試しにやってみたら?やるなら、銀木犀の花が咲いてる今のうち!

 

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