少し前から庭で咲いているヤツデが、虫たちに大人気らしい。ハエとか、色んな種類の大小のハチとかが球状の花に群がって、ブンブン言いながら蜜を吸っているんだって。綺麗な花は他にも近くにたくさん咲いているのに、なんでだろう?ヤツデがお気に入りらしい。きっと花の数が多くて移動の手間が省けるからかな?それとも…?
ちなみに、我が庭で満員御礼になる花はヤツデの他にあと二つ。一つは可愛い白い花をつけるエゴノキで、もう一つは薫り高い金木犀。どちらも、頭上からすごーく遠くの暴走族の音みたいな、あるいは耳鳴りのようにもきこえる羽音が、ワンワン降り注いでくる感じ。
それに比べると、ヤツデの花に集まってきている虫たちは、目線の高さより低い所でブンブン言ってるから、なんだか親しみがわくらしい。それにしても、連日この人気ぶりはすごい。もしかして…と思って調べたら、謎が解けたらしいよ!
ヤツデの花から出る蜜は糖度が50度もあるんだって。甘いスイカで14度、甘い柿でも30度だから、50といったらものすごく甘いってこと。たから、みんな他の花には目もくれず、ひたすらヤツデに夢中だったんだね。ヤツデ、密かにやるなあ✩