最近庭でツクシをとっていると、必ずといっていいほど、ブンブンと大きな羽音がして、振り向くとずんぐりしたクマンバチが近くをホバリングしているから、ちょっとびびっている同居人。蜂蜜取りにきたクマと間違えて刺さないでね…と思うけど、クマンバチは温厚な性格だから人が危害を加えなければ基本的に襲ってくることはないらしい。
で、今日も南の庭の竹垣付近でブンブンすごい羽音が聞こえたらしいんだけど、竹垣付近にクマンバチが喜んでくれるようなお花なんて咲いてたっけ?と思ってよく見たら、クマンバチが真剣に向き合っているのは花じゃなく竹垣そのものだったらしい。しかも、ざっと見て10匹くらいが竹垣のすぐ近くをブンブン…
よく見ると、竹に綺麗な小さな丸い穴があいていて、そこに入っていく個体や、入ろうとするけど太りすぎで入れなくて入り口でジタバタしている個体、穴の向こうでモゾモゾしてる個体がいて、同居人の頭の中はフリーズ。だいたい、この無数の穴…前からあった?それに、クマンバチの羽って、こんなに虹色で光沢があるんだっけ?
調べてみたら、このハチは外来種のタイワンタケクマバチで、竹に穴を開けて中に花粉団子と卵を産みつけて巣にする習性があるんだって。日本古来のキムネクマバチは胸に黄色い毛のマフラーがふさふさついているけど、タイワンタケクマバチは真っ黒。両者は同じ食生活らしく、今後日本のが外来種に駆逐されないか懸念されてるみたい。
このタイワンタケクマバチは、今のところ、愛知を皮切りに中部・近畿・北陸あたりで見られるらしく、同居人の住んでるエリアで2017年に初めて発見されたというから、比較的新しい外来種だね。クマバチの仲間は、竹や枯れ木に穴を開ける名人で、英語では「大工蜂」っていうんだってさ。知らんかった。
それにしても、どうするよ?この大人気の賑やかなタワマン(>_<)