100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

朝のお届け物

最近ますます起きる時間が遅くなってきた同居人。理由は、私が朝たたき起こしに来て、そのあとお布団を出たり入ったり、体の上に乗って踏み踏みしたり爪をたてたりするもんだから、全然ゆっくり眠れないから…とか言うけど、本当は寒くてお布団から出るのが嫌なんでしょ?

同居人が11時を過ぎても起きてこないときには、私は寝室にお届け物をすることにしてるの。それはライオンの人形。このライオン、もとはといえば、隣人が誰かからプレゼントされたパソコン用のキーボードクリーナーだったんだけど、私があまりにも何度もくわえて持ち出すものだから、隣人が私にくれたの。

猫が飼い主にお届け物(おみやげ)をする理由は諸説あって、狩りの成果を誉めてもらいたいとか、狩りが下手くそな人間(飼い主)にご飯を恵んであげているとか、狩りの方法を伝授してくれているとか、安全な場所に獲物を運んできたとか…でも私の場合は、あまりに同居人が起きてこないから、これを受け取って元気だしてにゃ!って思ってやってるの。

ちなみに、以前私たちが住んでいたお家は2階が寝室で、最初は私も一晩中出入り自由だったんだけど、そのうち寝室から閉め出されちゃったんだよねー。なんでかというと、私がお風呂場の脱衣場の洗濯かごの中から、濡れた体を拭き終わった後の湿ったタオルを何本も寝室にお届けしたから。

朝、同居人が起きたら、お布団のまわりをぐるりと湿ったタオルで囲まれていて、「呪術的な何か」を感じたらしい。たしか、最高に運んだ時は一晩に7本だったかな。寝室を閉め出されたあとも、寝室の前とか途中の階段とかまで、せっせとタオルをお届けしていた私。あれは、半分趣味みたいなものだったかな。

タオルのときもそうだったけど、ライオンが毎朝寝室に届けられると必ず「ありがとう」って言って拾い上げてからリビングに戻す同居人。そんなに喜んでくれるなら、またこれからもいっぱいお届けしちゃうよ!

 

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