隣人はお風呂屋さんに行ったことだし、午後からは家でまったりしようとソファーに寝転がった同居人だったけど、5分もしないうちに突然飛び起きたよ。
なんでも、昨夜遅く帰ってきて駐車場に車を停めた時に、ヘッドライトに、フキノトウが伸びきって花が咲いたみたいになったのが浮かび上がったらしく、日中に真相を確かめないといけない…と思ったのを急に思い出したんだって。
早速庭にでて昨夜の場所を確認したら、やっぱりそれはフキの花で、その周囲を見渡すと、あるわあるわ…フキノトウだらけ!!つい1週間前には全然出てなかったのに、この数日で一気にでてきたみたい。これを放置したらすぐにみんなお花になっちゃうし、お花も天ぷらにしたらおいしいって尼寺のTV番組の人が言ってたけど、それにしても一人じゃ食べきれないからって、一気にテンション全開になった同居人。
そこらへんに風で転がっていた植木鉢を入れ物にして、伸びたフキノトウから優先的に摘んでいったら、あっという間に満杯に。今夜は、頂き物の鶏白湯鍋だけ作るつもりだったけど、お鍋にフキノトウをいれて、あとはフキノトウの天ぷらも作ろうと思ったらしい。それに加えて、雑炊用に白ご飯も必要だけど、少し取り分けてフキノトウご飯も作ろうと思ったんだって。頑張ってね!
この庭はもともと荒れていたから、全体的にフキの地下茎が張り巡らされているらしいんだけど、枯れかけたフキの葉っぱと地下茎の赤色が大嫌いな隣人によって駆逐されて、今では2つの保護区(池の中、庭の南側)と2つの準保護区(前庭、南庭の手前)にまとまりつつあって、この保護区を巡っては、保護区を削りたい隣人と拡大したい同居人の間で、毎年攻防が繰り広げられてるんだって。
今年はフキノトウが採れないのではないかと心配していた同居人だったけど、また春が来てちゃんと出てきてくれたから、すごくホッとしたんだって。今日は保護区と準保護区を全部巡回して、フキノトウの状況を全部把握したから、明日からは計画的に採っていくつもりらしいよ。お雛祭りの頃には、庭のフキノトウをチェックする!と覚えておくと良いかもね(^^)b