100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

渋い年越しイベント

3年前の今頃、同居人と隣人が濃い霧の中をさまよってたまたま見つけた年越しイベントが、初打ち。これは、新年と同時に刃物を作って、それを神様にお供えするという儀式。

暗闇にかがり火が焚かれ、なんのBGMもない中、白装束の職人さんたちが、黙々とフイゴで炉に風を送り、高温で熱した鉄を打ち、鋼付けをし、さらに鍛える。3年前に見たときは確か職人さん2人だった記憶があるけど、今回はメインの人+相方が2人もいて華やか(?)だったらしい。

時間にしてトータル1時間ってところらしいんだけど、雪がちらつく中、寒さに震えながら職人さんたちを囲んで、皆でじーっとひたすらそのお仕事ぶりを見守るというのは、なかなか他にはない渋さで、同居人も隣人も気に入ってるんだって。職人さんってカッコいいな〜。子どもたちにも見せたいな。そしたら、こういう日本伝統の技も消えずに残るんじゃないかな…って思うらしい。

あたりの音といえば、鉄を打つときのいわゆる鍛冶屋さんの音と、フイゴのゴーッていう音、炉やかがり火の薪が爆ぜる音、遠くで響く除夜の鐘の音、そしてシンシンと降る雪の音…

 

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