100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

地元民になろう(お雑煮編)

こちらのお雑煮はびっくりするほどシンプルなんだって。昆布を入れたお味噌汁で丸餅を煮て、鰹節をかけるだけ。家庭によっては、かぶや大根を入れることもあるらしいけど、スタンダードなかたちは、具なし味噌汁にお餅…

それってどんな感じなのか、ぜひやってみたいと思った同居人。前の日から昆布をお水に入れて出汁をとりスタンバイ。お味噌汁は友人手作りのあのお味噌を使ったらしい。張り切りすぎてお餅を早く投入しすぎて、隣人が雪かきしてる間にとろけちゃったらしいんだけど、お味は?

「美味しい♪( ´▽`) これで、地元民になれた気がする」と満足気な同居人。一方の隣人は「なんか…甘い。これ、お雑煮??」と、かなり戸惑い気味。京都にいたころには白味噌のお雑煮が 大好きだった同居人にしたら、これは全然甘くないのだけど、関東風のお雑煮しか食べたことのない隣人にはかなり甘く感じるらしい。少し溶けたお餅の甘みとお味噌の甘み?

いつも「シンプルイズベスト」と言っている隣人だからきっと喜ぶと思っていたのに、これはどうしたことか…挙句の果てには「具は何もなくてもいいから、出汁にちょっとお醤油入れた澄まし汁に焼いたお餅がいい。お雑煮はやっぱり、甘いのよりしょっぱいのが好き」と言い出す始末。「そんなんじゃ、いつまでたっても地元民になれないよ?!それでもいいの?」と言っても、「お味噌汁にお餅は苦手」の一点張り。

夜に関東風のいつものお雑煮を作ったら、やっと「やっぱりお雑煮はこれじゃないと」と落ち着いたらしい。大根、人参、ほうれん草、鶏肉、柚子に焼き餅(本当は四角だけど丸しかなかったから丸餅で代用)が入った、見た目もカラフルなお雑煮。同居人は、各地のお雑煮それぞれ大好きなんだけど、隣人は頑固にこのお雑煮を愛しているんだな…と感じたらしい。まあ、それはそれでいいのかも。

 

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お餅が入って、上にかつお節がかかってる。ちょっとお餅が見えないけど…

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こっちはいつものお雑煮。地元民のお雑煮に比べると具沢山!

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ぜんざいも美味しいね(^O^) ほっこりして、疲れが取れる気がするんだって。