以前、華道の先生にウクライナ産の蜂蜜をさしあげたら絶賛された同居人。元々、蜂蜜はそんなにお 好きじゃなかったみたいだけど、今回の蜂蜜で蜂蜜の概念が変わったらしく、ウクライナってすごいなあ…と同居人も思ったらしい。
多分、肥沃な黒土の上に、ひまわりやアカシアをはじめ、いろんな花々が元気に咲くからミツバチも張り切って仕事をするんだろうな。だけど、この状況でウクライナの人も町も花畑も破壊されて、種まきやハチミツ作りどころじゃなくなっているだろうし、ミツバチにとっても、世界規模の天災で数が減っていることに加えて今回の人災…受難の春。
産科が爆撃されて以来、マウリポリに関するニュースを毎日追い続けている同居人は、最後の砦になっている製鉄所の地下道に続く秘密のトンネルを外から掘って、中の人を助けられないか…と、ここ数日ずっと思っているらしい。だけどそれは、入り口や掘っている所を見つけられてしまったら逆に危険になるわけだけど。
ちなみに、前に『黒部の太陽』をみていた時に、今の日本にはトンネルを掘ると同時に内部の壁を形成できるすごい機械があると隣人から教えてもらった同居人。その機械なら秘密の脱出ルートを作れるんじゃないかって思ったらしいんだけど、その機械はウクライナにはないかもしれないらしい。しかも、隣人によると、その機械を使っても、一日に十数メートルしかトンネルを掘れないかもというけれど…たぶん、みんななんとかしようと考えているよね。トンネル掘りの専門家は、とっくの昔に同居人の考えと同じことをもっと具体的に検討しているはずだよね。
ちなみにミツバチって、ただ花の蜜を集めるだけじゃなくて、襲いかかる天敵ススメバチにも対抗手段を持っているすごいハチなんだってさ。
