100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

夢庭生花・その1

先日から少しずつ大きくなってきていた牡丹のつぼみが先日ついにほころび、今日あたり全開になっているのでは…と思って見に行ったら、確かにもう少しで全開というところまで開いてはいたけれど、折からの強風で黄色い花粉が花びらの上に散って大変なことになっていたらしい。

どっちみち、お花が咲いた後は切り取らないと、種を作るためにたくさんエネルギーを消費して株が弱っちゃうらしいから、今日切り取ることにしたんだって。そして、同じく花ざかりのシャガの花も何本か収穫して、先日のお稽古で余っていた枝物や葉物を交えて早速生け始めた同居人。

イイネ、イイネ〜!牡丹は大きくて華やかだから、どうやって生けても圧倒的な存在感だけど、シャガもマイペースな感じの美しさがあるし、なかなか気に入ったらしい。

だけど、同居人が習いはじめた草月流の生け花では、「草月らしさ」つまり、他の流派とは一線を画すような美しくも斬新なオリジナリティが求められるらしく、それは最後の一手で決まることも多いことを最近うっすら感じはじめている同居人。そのために使おうと思ってた黒い葉っぱを、どこにどうやって配置したらいいかがわからなくて、お水の中に入れたり除いたりして「う〜ん…」と悩んでいたよ。

私としては、黒い葉っぱがあるとお水を飲みにくくなるから、できればどけてほしいかな〜。