100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

原野と雑草

北海道には町名なのかエリア名なのかわからないけれど、◯◯原野という文字が道路標識に時々出てきたらしい。原野というのはつまり、手付かずの度合いが高めの野原ってこと?釧路湿原のもう少し湿り気をなくした感じの…

ただ、その原野までわざわざ行かなくても、信号のない直線道路の両サイドには広大な緑の景色が常に広がっていて、やけに巨大なイタドリやススキや、名前のわからない黄色やピンクや白のお花が鮮やかに咲き群れていて、これは北陸の道端にチョロっと生えていたら間違いなく引っこ抜かれてしまう雑草たちだけど、北海道では雑草が雑草にならずに風景の一部として素敵にとけこんでいて、同居人としては感動したらしい。まあ、実際は広大すぎて草むしりが不可能ということなんだろうけど。

そんな北海道の大自然にすっかり癒されて家に帰ってきたら、同居人が去年から密かに玄関先の苔の育てていたヤブヘビイチゴの大半が地域住民によってむしられていて、ショックを受けたらしい(>_<)親切心なのかもしれないけど、丈も低くて車道にはみ出ているわけでもないのに、なんで?

隣人にいわせると、同居人にとっては可愛い植物でも、地域住民にとってはただの雑草なんだってさ。それで、同居人が草むしりをしないから、見るに見かねて、おそらく草刈り機で一気にやったに違いないとのこと。時々そういう人が地域を回っているのを見たことがあるんだって。だから、隅っこで難を逃れたわずかなヤブヘビイチゴを、庭の内部に移植することをすすめられたよ。

すっかり意気消沈した同居人が思ったことは、「北海道に移住したい!」ということ。え〜、また移るの?私は寒いの苦手だから、ここがいいな〜。

 

両サイドにある北海道のフキは、葉っぱが巨大な気がする。

数日前にはこんなに繁殖していたヤブヘビイチゴが…

雑に引き千切られていた…

今年は壁沿いに横に繁殖していたおかげで、わずかに難を逃れた部分。

咲いたらこんな感じ。

以前、除草剤を被って死にかけていた高砂百合は、地面の下でしっかり復活していた。さすが雑草は強いね!